• 発売日:2025/07/04
  • 出版社:鼎書房
  • ISBN:9784911312070

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伊豆の近代文学誌

伊豆の近代文学誌

通常価格 3,080 円(税込)
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商品説明
文豪たちのまなざしが見つめた、伊豆という風景
旅と文学の交差点——伊豆が導く物語の源泉

川端康成の『伊豆の踊子』に始まり、梶井基次郎、宇野千代、井上靖、大江健三郎、吉本ばななまで――本書『伊豆の近代文学誌』は、近代日本文学を彩る作家たちが描いた“伊豆”を、多角的に読み解く試み。旅先の風景が心を癒し、個人の内面を照らす。その文学的瞬間に宿る「自己発見」や「郷愁」の軌跡を、時代と作品を横断して掘り下げていく。文学を通して土地の記憶をたどりたいすべての読者に捧げる、文学的探究の書。
目次
 Ⅰ
川端康成
 「伊豆の踊子」論―〈伊豆〉からの視界
 「春景色」先行作品ノート―「梅の雄蘂」「柳は緑花は紅」「秋思ふ春」
 「冬近し」ノート
 「滑り岩」私考
梶井基次郎
 「冬の蠅」覚書
 「桜の樹の下には」論
宇野千代と伊豆・湯ヶ島
三好達治の湯ヶ島

 Ⅱ
鉄道唱歌の伊豆
太宰治「老ハイデルベルヒ」ノート
尾崎士郞―湯ヶ島・伊東
青山二郎の「眼」
井上靖
  井上靖と湯ヶ島
 『あすなろ物語』覚書
 『あすなろ物語』寸感
 『しろばんば』ノート
 『夏草冬濤』十三章―西伊豆の旅
大江健三郎―伊豆高原の別荘
吉本ばなな―西伊豆の海
湯ヶ島の桜―若山牧水と梶井基次郎の文学
白壁荘をめぐる文人たち―木下順二、井上靖ほか

 Ⅲ
伊豆文学の小径
1「伊豆物語」 藤原審爾
2『ある青春』『加田伶太郎全集』他 福永武彦
3「湯の町」他 白柳秀湖
4「伊豆絵詞」 小杉未醒
5写生旅行 小林 鐘吉・石井柏亭
6紀行と俳句 荻原井泉水
7旅行作家・松川二郎の著作
8鉄道省『豆相温泉めぐり』
9田山花袋編『新撰名勝地誌 第二 東海 道西部』
10岩野泡鳴「空気銃」他
伊豆文学の栞
1「忠僕」 池谷信三郎
2「浴泉秘抄」 川路柳虹
3「伊豆半島」―『一日の行楽』より 田山花袋
4「南伊豆より」 田山花袋
5犀星俳句集 室生犀星
6「熱海の二十六夜待」 中村秋香
7「下田港」 佐藤惣之助

後 記
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