「お寺葬は、その〔人としてあたりまえの営み〕と〔本来の仏式葬儀の意味や意義〕を再認識し、未来へ儀式を紡いでいく一つのかたち」
著者・奥田久士は、750件以上の葬儀に携わってきた現場経験から、費用の不透明さ、形式化、心の置き去りといった業界の課題を率直に見つめます。
そのうえで、「安心して旅立つ」「安心して見送る」ために何が必要なのかを、具体的かつ誠実に語ります。
本書で語られる「お寺葬」は、最大の特徴は、「お寺と葬儀社が共働して行う葬儀」という点です。
お寺は宗教的・精神的な柱として。
葬儀社は実務的な運営のプロフェッショナルとして。
その共働によって形式的な進行ではなく、心に残る、安心の旅立ちと安心お見送りが可能になります。
実際にお寺葬を経験した遺族の声や、具体的な費用感、現場で起きがちな後悔の理由なども包み隠さず語られています。
本書は、「その時」になって慌てないための知識であり、心の準備を整えるための一冊です。
人生の最期をどう迎え、どう見送るのかを考えるための、静かで力強い一冊です。