「1日1万歩」なんて、もう古い。
精神科医として30年以上にわたり高齢者を診てきた和田秀樹先生が断言します。認知機能の低下が遅い人、足腰がしっかりしている人に共通しているのは、ジムに通っていることでも、毎朝ウォーキングをしていることでもありません。ただ「ぶらぶら歩いている」こと、それだけです。
楽しみが先。歩くのは手段。
喫茶店まで歩く。ラーメン屋まで歩く。面白い看板を探しながら歩く。目的地が楽しければ、自然と足が動きます。この順番こそが、散歩を一生続けられる唯一の秘訣だと和田先生は説きます。
本書のポイント
●3000歩でも、2500歩でも、歩かないよりはるかに健康効果がある
●家の中でトイレや台所まで歩くだけでも、立派な運動になる
●「がんばらない」「完璧を目指さない」──和田流の哲学が一貫している
●脳の萎縮、がん、糖尿病、骨粗しょう症……医学的エビデンスもしっかり
●変な看板にツッコミを入れる「考現学」散歩など、ユニークな提案が満載
●AIやスマホを散歩に活かす、現代ならではのヒントも
著者自身が「歩くのが大嫌いだった」
かくいう和田先生、かつてはコンビニにも車で行くほどの出不精でした。それが新宿に引っ越したことをきっかけに、好奇心に引っ張られて散歩が習慣に。糖尿病と心不全を抱えながらも、散歩とわずか1分のスクワットだけで血糖値を改善させてきた実体験は、多くの読者の背中を押してくれるはずです。
読みやすさにもこだわりました
オレンジと黒の2色刷りで、イラストもたっぷり。文字だけでは伝わりにくいポイントも、見てすぐわかります。活字が苦手な方でも、ページをめくるだけで楽しく読み進められます。
「もう年だから」「体力が落ちたから」と思っている方にこそ、手に取っていただきたい一冊です。何歳からでも、遅くはありません。