祝!栗山英樹さん

2026年 野球殿堂入り

2026年1月15日、競技者表彰エキスパート表彰から栗山英樹さんが殿堂入りとなりました。おめでとうございます!

野球殿堂とは

野球殿堂は、日本の野球の発展に大きく貢献した方々の功績を永久に讃え、顕彰するために1959年に創設されました。野球発祥の地である米国では、1939年に野球殿堂が創設され、日本の殿堂の20年先輩になります。「殿堂」とは英語では、"Hall of Fame"といわれ、直訳すると「名誉の殿堂」という意味になります。殿堂入りされた方々の表彰レリーフ(ブロンズ製胸像額)を、野球殿堂博物館内の殿堂ホールに掲額し、永久にその名誉を讃えます。野球殿堂入りには競技者表彰と特別表彰があります。

公益財団法人 野球殿堂博物館 公式ホームページより引用)

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今回のキーワード

もっと早く、できれば二十代のうちにこの本に出会いたかった

東大生と語り尽くした6時間 立花隆の最終講義
東大生と語り尽くした6時間 立花隆の最終講義

東大生と語り尽くした6時間 立花隆の最終講義

    立花隆

/

文藝春秋

/

¥990
2021年4月に亡くなった「知の巨人」立花隆さんは90年代後半から、母校・東京大学のゼミ(立花ゼミ)で講義をおこなっていました。
その最終回となったのが、2010年に20歳前後の若者たちに向けて語ったものです。
古稀を迎えた立花さんの話は「自身の20歳の頃」「宗教」「スーパーコンピュータ」「デカルト」「世界史」「世界情勢」など多岐にわたり、午後3時にスタートした講義は午後9時すぎまで続きました。
本書は、この「立花流白熱教室」をまとめたものになります。
「いかに死と向き合うか」など中年・壮年世代にとっても「人生の指針」となる一冊です。
詳細はこちら
2021年4月に亡くなった「知の巨人」立花隆さんは90年代後半から、母校・東京大学のゼミ(立花ゼミ)で講義をおこなっていました。
その最終回となったのが、2010年に20歳前後の若者たちに向けて語ったものです。
古稀を迎えた立花さんの話は「自身の20歳の頃」「宗教」「スーパーコンピュータ」「デカルト」「世界史」「世界情勢」など多岐にわたり、午後3時にスタートした講義は午後9時すぎまで続きました。
本書は、この「立花流白熱教室」をまとめたものになります。
「いかに死と向き合うか」など中年・壮年世代にとっても「人生の指針」となる一冊です。
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栗山店長コメント

栗山店長コメント


本書は、「知の巨人」と呼ばれたジャーナリストの立花隆さんが、生前、東大のゼミ生に向けて行った講義録です。

「今からはっきり予言できることは、君たちの相当部分が、これから数年以内に、人生最大の失敗をいくつかするだろうということです」
「適切な失敗の積み重ねがない人には、将来の成功は訪れて来ないということも、ここで同時に言っておこうと思います」

とは言え、生涯のトラウマを残すような失敗には出会いたくない。では、どうすればいいのか。立花さんは、「物事を考えるとき、考え方の基本を誤らないことだ」と言います。

「何を考えるときでも、考え方の正しい手順というものがあります」
「かといって、いつでも何が先決問題か分かっているというものでもありません。問題を具体的に考え始めることによってしか何が正しい手順なのか分からない、ということも大いにあります」
「つまるところ、大切なことは、まず問題に具体的に取り組み始めることです」

もっと早く、できれば二十代のうちにこの本に出会いたかった、素直にそう思いました。 でも、とっくの昔に二十代を通り過ぎ、すでに齢六十を超えた私にも、ずっと自分の中で整理できずにいたことを考える方向性を、この本は示してくれました。

今、まさに二十代のあなたも、これから二十代を迎えるあなたも、そしてかつて二十代という大切な季節を過ごした私のような方々も決して遅くはありません、ぜひ手に取ってみてください。


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ここに綴られた言葉はきっといつの時代も生々しく、ゆえに長く読み継がれてきた

ソクラテスの弁明
ソクラテスの弁明

ソクラテスの弁明

    プラトン

/

光文社

/

¥990
ソクラテスの弁明

「お前は、ただの物知りになりたいのか?」 夏木林太郎は、一介の高校生である。幼い頃に両親が離婚し、さらには母が若くして他界したため、小学校に上がる頃には祖父の家に引き取られた。以後はずっと祖父との二人暮らしだ。祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。その祖父が突然亡くなった。面識のなかった叔母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るために林太郎の力を借りたいのだという。 お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう--。 感涙の大ベストセラー『神様のカルテ』著者が贈る、21世紀版『銀河鉄道の夜』! 【編集担当からのおすすめ情報】 米国、英国をはじめ、世界35カ国以上で翻訳出版されている ロングセラー、待ちに待たれた文庫化! 「おじいさんは、ここですばらしい古書店を開いている。魅力ある書物をひとりでも多くの人に届けるためにな。そうすることで歪んだものが少しずつでも真っ当な姿に戻るのだという信念がある。それがすなわち、おじいさんが選んだ新しいやり方だ。華々しい道のりではないが、おじいさんらしい気概にあふれた選択ではないかね」--本文より

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ソクラテスの弁明
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栗山店長コメント


西洋哲学の礎を築いた人物の一人、かのソクラテスは、「国家の信じない神々を導入し、青少年を堕落させた」との罪に問われ、裁判を経て、死刑判決を受けます。
その法廷での一部始終を弟子のプラトンが記録したのが、この『ソクラテスの弁明』です。
裁判が開かれたのは紀元前399年頃とされていますので、これは実に2400年以上も読み継がれてきた作品ということになります。

己の刑が決まる法廷においても、自分の身を守ることより、人々にこうあって欲しいという信念をもって訴え続けたソクラテスの、弁明というより最後のメッセージ。
その一言一句は2400年以上も前のものでありながら、まるで混沌としたこの現代に発せられた言葉であるかのように、とても新鮮に感じられました。

ソクラテスの代名詞とも言うべき「無知の知」こそ一つの真理であり、己がすべて正しいと思い込んでしまう過ちを、人はずっと繰り返してきたのでしょう。

からこそ、ここに綴られた言葉はきっといつの時代も生々しく、ゆえに長く読み継がれてきたのだと思います。

人は自分自身と社会に対して誠実でなければならないということ、己の倫理観と信念に基いて行動しなければならないということ、つねに学び、自己の理解を深めることをやめてはならないということ、この作品はたくさんの大切なことを教えてくれます。

少し難しく感じるかもしれませんが、これを機にぜひご一読を!


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私が頼りにしている相棒は、きっとあなたの良き相棒にもなってくれると思いますよ!

青年の思索のために
青年の思索のために

青年の思索のために

    下村湖人

/

ごま書房

/

¥1,650
「仕事に、人生に、生命に真の輝きを出すために必要な知恵、真理、人間愛を、『次郎物語』の著者が自らの体験から導き出す。
若い人だけではなく、経営者、ビジネスマン、教育者など、人生や仕事に真摯に取り組んでいる人すべてに読んでほしい名著。
待望の復刻。

「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」の一句があまりに有名な「葉隠」。
過激思想の書と誤解されやすいが、その真髄は「死という劇薬」こそが自由や情熱、生きる力を与えるという逆説的な「生の哲学」である――。
「葉隠」の処世訓の精髄を読み解きながら、凝縮された三島の思想に触れられる。時を超えて現代人の心に強く訴え続ける名著。「葉隠」現代語訳付。

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栗山店長コメント

栗山店長コメント


近年、哲学の本が若者にもよく読まれているそうです。
哲学というだけで難しそうに感じられる方も多いのではないかと思いますが、最近は手に取りやすいタイトルや装丁の本も多く、より身近で、より実用的な哲学書が増えていることを、書店に足を運ぶたび、私も実感しています。

『青年の思索のために』は初版が1955年、私が生まれる前に発表された本ですが、これぞまさに私にとっては読みやすくて、理解しやすい哲学書。
困難に直面した時に自分の迷いを消してくれる、頼もしい相棒になってくれました。

私は読書する時、特に大切なことが書かれていると感じた箇所にマーカーを引いたり、付箋を貼ったりするのですが、これほどたくさんのマーカーを引いた本は珍しいと思います。

大切なことが書かれているのはもちろんですが、何よりわかりやすいのです。

ある日、牛若丸と弁慶は、等分に分けたご飯を、どちらが早く糊に練り上げることができるか競争しようということになります。
竹べらで、一粒一粒丁寧に練り始めた牛若丸に対し、弁慶は広い板の上にご飯をあけると、その上に大きな鉄の棒を横たえ、両手で力任せに転がします。
しばらくすると、弁慶が練ったご飯は大方が糊になり、一方の牛若丸はまだ少ししか練ることができていない、これは勝負ありかと思われましたが……、と、こんなエピソードを交えながら、丁寧に大切なことを気づかせてくれます。

私が頼りにしている相棒は、きっとあなたの良き相棒にもなってくれると思いますよ!


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栗山英樹氏と有志による
北海道栗山町の手作り天然芝球場

栗の樹ファーム

栗山店長からのご挨拶

自分の人生で経験できることは限られていますが、私たちは「本」を通じて先人の素晴らしい経験や考え方を学ぶことができます。
また、人としての大切な情緒を熟成するには、動画だけでなく文字から取り入れ、自分の頭で考える時間がどうしても必要だと私は思うのです。
そこで今回、こんな場所を作ってもらいました。
大変な時代だからこそ、自分の助けになる一冊と出会うきっかけになったら嬉しいです。

あの夏のクライフ同盟
あの夏のクライフ同盟

あの夏のクライフ同盟

    増山 実

/

幻冬舎

/

¥1,980

(本体価格)

14歳のおれたちは自転車を走らせた。
サッカーの“神”に会うという夢を乗せて。
恋愛、友情、夢、大人への憧れと逃避……。
傑作青春小説。

しっかり者だがどこか流されがちなぺぺ、気弱なオカルト好きのツヨシ、運動神経抜群で人気者のサトル、ムードメーカーのエロ番長・ゴロー。北九州に住む中学生4人組は、いつでも一緒のサッカー仲間だ。そんな彼らのもとに歓喜と絶望のニュースがやって来た。大ファンで、雑誌で見かけてはサッカーの「神」と崇めてきたヨハン・クライフ。彼がオランダ代表で出場するW杯が日本初の生中継されるが、九州は放送地域外だという。馬鹿馬鹿しくも時に切ない日々を過ごしながら、4人は“クライフ同盟”の名の下に秘密の計画を進めていく。大型台風が接近する中、放送を見届けることはできるのか?
詳細はこちら

おすすめポイント

最近、”美しいサッカー”という言葉に惹かれヨハン・クライフのことを書いた本を何冊か買ってみたのですが、この作品はいわゆるサッカー論ではなく青春小説。しかも主人公の4人”14歳のおれたち”はなんと私と同世代! 憧れのアイドルはもちろん、中二時代、中2コース、平凡パンチ、GORO、ノストラダムスの大予言、スプーン曲げなど作品に登場する何もかもが懐かしく、他人にとってはどうでもいいものでも自分にはこれ以上大切なものはないと思えた、そんな青春時代を思い出させてくれました。
大人になるまでに誰もが経験する葛藤や苦労、それを抱えているからこそ本当に大切なものを大切だと感じられる純粋な思い、そして元気でいるだけで喜んでくれる家族の存在、読んでいて両親の思いに直に触れた気持ちになりました。
人と人との接点が希薄なこんな時代だからこそ、これだけは大切に! もし自分は一人だと感じる瞬間があるのなら、尚更こんな世界に浸ってください。

栗山英樹書店について

北海道日本ハムファイターズ、野球日本代表「侍ジャパン」を監督として率いた栗山英樹さん。この連載では毎回、その真摯で“実践的”な人生論に根差した書籍たちをご紹介いただきます。

2026-02-06

栗山店長からのご挨拶


自分の人生で経験できることは限られていますが、私たちは「本」を通じて先人の素晴らしい経験や考え方を学ぶことができます。
また、人としての大切な情緒を熟成するには、動画だけでなく文字から取り入れ、自分の頭で考える時間がどうしても必要だと私は思うのです。
そこで今回、こんな場所を作ってもらいました。
大変な時代だからこそ、自分の助けになる一冊と出会うきっかけになったら嬉しいです。


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栗山 英樹

(くりやま ひでき)

1961年東京都生まれ。監督として2016年に北海道日本ハムファイターズを日本一に、2023年には侍ジャパンをWBC世界一に導く。2024年、日本ハム球団の最高責任者であるCBOに就任。『信じ切る力』(講談社)、『監督の財産』(ワニブックス)、『栗山英樹の思考』(ぴあ)など著書多数。2026年1月に『栗山英樹がトップ経営者から引き出した逆境を突破するための金言』(HNK出版)を発売。

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著書一覧はこちら

羊式型人間模擬機
羊式型人間模擬機

第12回ハヤカワSFコンテスト 大賞受賞作

羊式型人間模擬機

    犬怪 寅日子

/

早川書房

/

¥1,760

(本体価格)

男性が死の間際に「御羊」に変身する一族に仕える「わたくし」はその肉を捌き血族に食べさせることを生業とするアンドロイド。ついに大旦那が御羊になったある日、「わたくし」は儀式の準備を進めるが、一族の者たちは「御羊」に対して複雑な思いを抱いていた
商品詳細

前半 / ジュンク堂書店現役書店員 大賞受賞

後半 / 犬怪寅日子さんインタビュー