【特集】木造建築物を活用するための耐震・改修技術腰原幹雄(東京大学生産技術研究所教授)
監修:腰原幹雄(東京大学生産技術研究所教授)
2050年カーボンニュートラル実現に向けて,省エネ技術や工業化建築などへの取組みが積極的に行われている。一方で,全国の空き家が初めて900万戸に達し,1993年の448万戸から30年間で約2倍に増えている。人々の心に刻まれた建物も老朽化や耐震性が低い建物などは解体されているが,地域おこしでの活用や地震などで被災した建物を再生する取組みが行われている。本特集では,木造建築物の活用のための耐震・改修対策をテーマに,再活用するための耐震診断方法,診断結果の読み方,耐震性を向上させるための補強方法などを紹介する。Ⅲ.木造建築物を修復する技術要素では,どのように耐震診断を行い,診断結果を判断して,耐震補修を行ったかを事例をベースに紹介する。文化財の保存だけでなく,地域起こしなどを積極的に活用するため,木造建築を保全する補修,改修(耐震)技術を紹介する。