特集は「人権後進国・日本の課題」です。2021年に名古屋入管で起きたスリランカ人・ウィシュマさんの収容死は内外に衝撃を与え、日本の入管難民行政の人権侵害に批判が高まりました。23年に国会で強行された入管法改定には、多くの人が抗議の声を上げています。巻頭の阿部浩己(明治学院大学教授)さんに聞く「国際人権法の発展、日本の入管制度どう改革するか」は、入管、難民認定の問題点を、国際法の視点から明らかにします。他に、「難民認定者の実態と生存権」(山中いずみ)、「『入管の闇』を暴く」(仁比聡平)、「難民申請者、仮放免者、『送還忌避者』を生む背景」(樋川雅一)、「放置された難民申請者」(本多ミヨ子)、「企業の人権リスクに法的整備を」(小川隆太郎)があります。
「『資産運用立国』と格差拡大・キャピタルフライト」(山田博文)は、政府が呼号する「貯蓄から投資」への問題を検証します。シリーズ「現代のグローバル企業分析」は第7回「エクソンモービル、シェル、ENEOSホールディングス」(田村八十一)です。
他に、「インド経済の現状と課題(下)」(西海敏夫)などがあります。