地平 2024年 08月号 [雑誌]

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地平 2024年 08月号 [雑誌]
  • 発売日:2024/07/05
  • 出版社:地平社
  • JAN:4910060530842

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地平 2024年 08月号 [雑誌]

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商品説明
緊急特集=極右台頭

怒れる右派の台頭は、一時的なものではなく、EUとアメリカだけで起きている地域的な現象でもない。
この動きには、人間らしく生きる尊厳と政治的決定権とをグローバル経済の勝者たる「エリート」たちに奪われ、その「敗北」すら自己責任として軽侮されることへの怒りの表明が含まれているからだ。
だが、極右の指向する排外主義や国家主義の強化は、解決策にはなりえず、さらなる危機と、そしてカオスをもたらすだけであろう。
対米従属のもとで排外主義とネオリベラリズムが混淆する政治――安倍政権をその象徴とする――が続いてきた日本においても、岸田自民党の支持率低下とともに、新たな局面を迎える可能性がある。
いま、その動向に目をこらし、より積極的な対抗軸を準備していくため、緊急に特集する。




特集1=戦争準備への対抗

奇妙な静けさ、というべきか。

2024年の通常国会は、戦争準備国会であった。
私たちが憲法によって政府に課した「再び戦争をするな。戦争への備えもするな」という制約を、政府と与党は全面的に無視、違背し、米軍との一体化と国内統制、軍需産業の育成を進める法案を次々に成立させた。
そして、野党の多くがそれに賛成し、マスメディアは沈黙した。

この奇妙な静けさの中で進む「新たな戦前」への動きを、どうくいとめるのか。
問題を可視化して共有し、議論を始めるために、特集する。




特集2=奪われるフェミニズム

フェミニズムという言葉の意味が、その力と歴史が、奪われている。
家父長制のもとにある社会を変え、女性をはじめとした、あらゆる人たちの思考を、人生を解放するための装置。差別や不公正にあえぐ人たちをつなぐための、フェミニズムという回路。
それがいま、奪われている。
女性活躍という言葉の影で、安全の名のもとにたたかう力を分断された女性たち、消えないままのジェンダーギャップ、激化するバックラッシュ。
フェミニズムの歩む道筋を探る。

目次
News In-Depth 知層
インド民主主義の課題――モディ政権とインドの諦めない民衆------------竹中千春(元平和学会会長)
CO2を海外に投棄?――日本の気候無責任体制------------深草亜悠美(FoE Japan)
核ごみ処分地と政治的思惑――玄海町文献調査は何が問題か------------高野 聡(原子力資料情報室)

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〈緊急特集〉極右台頭
ルポ スペイン 協同する市民――社会基盤としての自治と連帯------------工藤律子(ジャーナリスト)
極右の躍進は民意の反映かーー欧州議会選挙の帰結とフランス総選挙の行方------------菊池恵介(同志社大学)
反革命――極右運動のグローバルな台頭(抄訳)------------ウォールデン・ベロー(社会学者)
訳者解説 積極的連帯をどう築くか------------大屋定晴(北海学園大学)
日本保守党の研究------------古谷経衡(作家)

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腐り日本の多数意思に抗う――辺野古 たたかいの一〇年------------目取真 俊(作家)
学術会議「法人化」の本質とは何か------------広渡清吾(東京大学名誉教授)
再び、岸田文雄首相に対して日本学術会議の独立性および自主性の尊重と擁護を求める声明------------学問と表現の自由を守る会ほか

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〈特集1〉戦争準備への対抗
米軍従属の到達点――統合作戦司令部の本質------------前田哲男(ジャーナリスト)
加速する戦争準備と溶解する立法府――二〇二四年前半の安保・外交政策を振り返る------------平和構想研究会
座談会 平和への市民側の課題をめぐって------------川崎 哲(ピースボート)、猿田佐世(弁護士)、杉原浩司(NAJAT)
経済秘密保護法は何が問題か------------海渡雄一(弁護士)

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立ち上がる米国の学生たち------------大矢英代(ジャーナリスト)
ガザ報道をめぐる用語統制ーー流出したニューヨークタイムズ内部メモ------------ジェレミー・スケイヒル、ライアン・グリム(The Intercept)
ラファ 暴力と排除の歴史------------セラジ・アッシ(作家)

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〈特集2〉奪われるフェミニズム
女性活躍の「光」が落とす大きな影------------菊地夏野(名古屋市立大学)
対談 「フェミニズムの敗北」を乗り越えるために------------水上 文(書評家)×清水晶子(東京大学)
一九七五、放棄/蜂起するアイスランドの女性たち------------塩田 潤(政治学者)
拡張するフェミニズム――正しい敵対と連帯のために------------趙慶喜(聖公会大学)
「顔をそむける」――(トランス)フェミニスト・キルジョイ、あるいは「対話」の困難さについて------------藤高和輝(京都産業大学)

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〈シリーズ〉コトバの復興
第三のジャーナリズム 第2回------------花田達朗(社会科学者)
言葉と原発(下)尊厳ある「復興」を返せ------------吉田千亜(フリーライター)

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連載
ルポ 司法退廃 第2回 巨大法律事務所の膨張------------後藤秀典(ジャーナリスト)
ルポ 会社をどう罰するか 第2回 ネクスコ中日本 笹子トンネル天井板崩落事故(2)------------樫田秀樹(ジャーナリスト)
ルポ 薬と日本人 第2回 向精神薬 認知症と発達障害の闇------------山岡淳一郎(ノンフィクション作家)
ルポ ウクライナ通信 ドンバスの風に吹かれて 第2回 爆死したジャーナリスト------------尾崎孝史(写真家)
イエメン 忘れられし者の存在証明(下)------------佐藤 寛(開発社会学舎 主宰)
フッ素の社会史 PFAS問題の淵源 第2回 原爆開発と環境汚染------------天笠啓祐(ジャーナリスト)
台湾・麗しの島だより 第2回「移行期正義」の練習帳②植民地台湾の「日本人」------------栖来ひかり(文筆家)

書評 Independent Book Review
ここは言論のアリーナか、それともコロシアムか――『トランスジェンダーになりたい少女』と出版における表現の自由------------高井ゆと里(群馬大学)
大事なのは政治だよ、おばかさん! ……でも、どんな政治が?------------松尾隆佑(宮崎大学)
個と場と本 第2回 沖縄で本と出会う――『リメンバリングオキナワ 沖縄島定点探訪』------------森本浩平(ジュンク堂書店那覇店)
編集部のイチオシ新刊

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Sounds of World 第2回 トーマス・マプフーモ------------石田昌隆(フォトグラファー)
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編集後記
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