本号の第一特集は「医療機器 『80兆円市場』争奪」。世界の医療機器市場は80兆円に上り、今後も毎年6%前後の成長率で拡大を続けていくと言われています。日本政府も国内勢を後押しする構えを見せていて、2050年に日系医療機器メーカーのグローバル売上高を現在の約3倍となる21兆円にする目標を掲げています。
日立や東芝、パナソニックが撤退するなど、日本の医療機器業界では再編が進んできましたが、フィリップスやシーメンスなど欧米の超大手メーカーに比べるとまだまだ小粒と言わざるを得ません。日本勢の“勝ち筋”はどこにあるのでしょうか。テルモやオリンパス、キヤノン、富士フイルムなど業界大手の戦いを追いました。
さらに、知られざる「ニッチ銘柄」を明らかにすべく、医療関連104社を徹底分析しました。株式市場で評価の高い企業や、狭い分野で海外勢を寄せ付けない「グローバルニッチトップ」も紹介しています。
例えばテルモは時価総額が4兆円を超えており、住友商事など大手総合商社顔負けの超優良銘柄になっています。本号では、テルモ社長が株式市場から評価される秘訣を明かしています。
第2特集「化学大乱!」では、10年に1度ともいわれる大変革期を迎える化学業界で、生き残りをかけた大勝負に挑む化学メーカーの動向を追います。三菱ケミカルグループや住友化学、三井化学など財閥系化学大手のトップインタビューも盛り込みました。第3特集「ジェネリック再編」では、ジェネリック医薬品(後発薬)メーカーの相次ぐ不祥事による薬不足が深刻化する中、後発薬業界の危うい実態をひもとき、薬不足解消の処方箋を探ります。
「一冊丸ごとサイエンス」の本号で、波乱の業界を徹底解剖します!