■施設コンフリクト対立の現場から
全国各地で「施設コンフリクト」と呼ばれる現象が繰り返されている。コンフリクトは対立や衝突を意味する言葉で、障害者施設の整備計画をめぐって住民の反対運動が起きる例が典型だ。反対の矛先は児童相談所や保育所などにも及ぶ。地元合意や和解に至る例もあるが、交渉が決裂したまま計画が頓挫することも多い。背景には何があるのか。コンフリクトの現場を数多く踏んでいるジャーナリストが報告する。
●障害者の集合住宅排除する地域の論理
佐藤光展
●住民の反対理由 実態とは異なる
池原毅和
「安心して子どもを連れて外に出られない」「不安要素を100%取り除いてほしい」「地価が下がる」――。「施設コンフリクト」で聞かれる反対住民の声は判で押したように同じことが多い。こうした主張がいかに根拠のないものであるのか、障害者の人権問題に詳しい池原毅和弁護士に聞いた。
●大分のムスリム墓地計画 町長選「民意」で暗礁に
鈴木貫太郎
◆京都では救護施設の建設計画が頓挫
粟野仁雄