■フジテレビ問題とメディア
元タレントの中居正広氏による性加害が報じられた問題で、フジテレビの不適切な対応が続き、スポンサーや報道界などから強い批判の声があがった。閉鎖的な会見の後にやり直した会見は10時間超を費やしたが、すべてが明らかになったわけではない。また、これはフジテレビだけの問題でもない。メディア全体の負う課題とは。
●週刊誌と外圧で問題が浮上
地に墜ちたテレビ界の信用
水島宏明
●避けられない日枝久相談役の責任
「やり直し会見」も大失敗だった
後藤逸郎
「やり直し」会見でもフジテレビの人権侵害や社員関与の疑念は払拭できず、信頼回復には多くの課題を残した。一方、一部記者の威圧的な質問態度が批判を呼ぶなど、メディア全体の信頼も大きく毀損した会見でもあった。
●俳優・森崎めぐみさんインタビュー
背景に「下請け構造」と「密室でのキャスティング」
働く女性を接待に使う業界の悪習
聞き手/吉永磨美
元タレントの中居正広氏による女性への性的加害があったと報じられた件で、関係するフジテレビの問題が注目されているが、温床となる「接待文化」はフジテレビだけの問題ではない。放送局で働くアナウンサーや芸能関係者などがその「文化」にまきこまれている。芸能界の働き方改革を訴え、法整備の最前線で活躍してきた俳優・森崎めぐみさんが問題の背景を語った。
●男性だけの登壇、性加害疑惑を「トラブル」と表現
ジェンダー課題の無知を露呈した記者会見
吉永磨美
フジテレビが実施した10時間超の記者会見。男性しかいない壇上の幹部の姿と答弁から、ジェンダー平等意識の欠如を露呈した。しかし、何が問われているのか壇上の当事者が理解しておらず、多くの疑問が解明されないままだ。現場で取材した記者は何を感じたのか。