■崔善愛編集委員の責任編集「権力に嗤って抵抗する」
●【鼎談】金成日× 徐翠珍× 崔善愛
大量拒否から40年
指紋押捺が日本社会に問うもの
戦後80年の日本政府による定住外国人管理の中でも中間地点の1985年は、「反・外登法闘争」(外国人登録法反対闘争)の盛り上がりでは節目の年だった。指紋押捺拒否者は在日韓国・朝鮮人を中心に1万人を超え、権力側の弾圧も熾烈をきわめた。なかでも出頭を拒んで逮捕され、強制具で指紋を採られた在日朝鮮人・金成日さん(73歳)、同じ闘争の中で逮捕され、今も再入国時に指紋を強制される「一般永住者」にされたままの在日中国人・徐翠珍さん(77歳)、全国3番目の拒否者で再入国不許可のまま米国にピアノ留学し、一時は「永住市民権」まで奪われた在日朝鮮人・崔善愛本誌編集委員(65歳)の3人が、当時と今の、「抵抗と自由」の意味について語り合う。
●待っていたのは永住権の喪失だった
「故郷に戻る権利」を求めて
崔善愛
●在日若手研究者が指紋押捺拒否運動振り返るシンポを企画
密航取り締まりから始まった外国人管理
韓光勲
●「指紋押捺拒否」の前後左右を考える
人権と政治の十字路「指紋」
田中宏