• 発売日:2024/12/26
  • 出版社:岩波書店
  • ISBN:9784000616782

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〈動物をえがく〉人類学

〈動物をえがく〉人類学

通常価格 3,740 円(税込)
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商品説明
人はなぜ動物をえがくのか。動物にひかれる人間とは何者か――。古今東西の絵や詩、演劇や音楽、舞踏等の表現を素材に、人類学をはじめとする多分野から集った研究者12名が考察し、11名の多彩なアーティストが語る。人と動物の間に生まれたイメージの軌跡を辿り直し、両者の関係の新たな可能性を探る画期的論集。カラー図版多数。
目次
  はじめに  山口未花子

Ⅰ 動物を観察してえがく

 1 イメージの中の動物たち――大学生の絵から考える……………盛口 満
  コラム1 自然史標本の役割と動物たちをめぐる文化……………西澤真樹子
  コラム2 学者と協働で挑む古生物の復元図……………小田 隆
 2 暮らしの中の毛皮――西シベリア・ハンティの女性の生き方……………大石侑香
  コラム3 モンスターデザイン……………長谷川朋広

Ⅱ 動物を想ってえがく

 3 取り残された動物になる――核災害後の表現実践から……………丹羽朋子
  コラム4 動物を踊る・動物で躍る――バリ舞踊の表現をめぐって……………吉田ゆか子
 4 狩られる動物を想う――子どもの絵からグイ・ブッシュマンの語りまで……………菅原和孝
  コラム5 えがかれた動物としての私たち――今貂子の舞踏……………ケイトリン・コーカー
 5 動物詩序説――生命に直面する詩の問い……………管啓次郎

Ⅲ 動物イメージの変容をえがく

 6 「共異体」としてのキメラ――人間と動物のあいだに……………石倉敏明
  コラム6 間にて真を眼ざせば――真似び、学び、愛む、ミメーシスとしての制作行為……………大小島真木
 7 「驚異の部屋」の怪物たち――不思議な生きものが生まれる現場……………山中由里子
 8 ヒトはなぜ動物を描くのか――人類進化とアートの起源……………齋藤亜矢
  コラム7 ドリーム ハンティング グラウンド……………鴻池朋子
 9 「彫られた」動物とともに生きる――ライオンの彫刻が守り、癒し、導く存在になるとき……………長坂有希
  コラム8 土で動物をつくること、焼くこと……………根本裕子

Ⅳ 動物とつながるためにえがく

 10 動物にうたう歌――カナダ・ユーコン先住民と動物が織りなす音の共同体……………山口未花子
  コラム9 描くことの根源に動物がいた……………土取利行
 11 動きを描くことの意味――動物表象とアニマシー……………竹川大介
  コラム10 動物を漫画に描く……………五十嵐大介
 12 動物、人、風景をつなぐ歌――ギンゴーが響く草原……………サリントヤ
  コラム11 「空気を読む」馬……………瀧本彩加

 おわりに――共に動物である私たち……………石倉敏明
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