• 発売日:2022/06/10
  • 出版社:KADOKAWA
  • ISBN:9784041126769
通常価格 1,320 円(税込)
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商品説明
天体や海洋への鋭敏な感性、孤島の生活、琉球神道とマレビト、古代神話と月、入墨の文化――。戦前、柳田国男を中心に高まった沖縄文化研究の熱情は、多彩な才能と関心をとりこみ、広がりをみせていく。沖縄文化をどこに見出すのか。そして沖縄戦の荒廃を乗り越え、文化的アイデンティティをいかに再興するか。時の流れにより失われたもの、なお変わることのないものを見つめる珠玉の15編を、詳細な注釈・解説とともに読み解く。


「このたびの戦乱によって、中断せられた色々の学問の中でも、取り分け再興のむつかしい一つは、南の島々の文化史の研究である」 ── 柳田国男(本文より)
目次
 はじめに (石井正己) 

1 序にかえて

 沖縄の風物

 沖縄の土俗  (稲垣 国三郎)

2 沖縄文化の発見へ

 『海南小記』序 (柳田国男) 

 海南小記・沖縄編 (柳田国男)  

 琉球の宗教 (折口信夫)  

 南島の自然と人 (伊波普猷)  

 月と不死──若水の研究の試み (ニコライ・ネフスキー)

 沖縄語問題──国語問題に関し沖縄県学務部に答うるの書 (柳宗悦)  

3 沖縄文化の復興へ

 『沖縄文化叢説』編纂者の言葉 (柳田国男)

 沖の泡 (幣原坦)  

 ウルマは沖縄の古称なりや (伊波普猷)

 女の香炉 (折口信夫) 

 南島の入墨(針突)に就いて (小原一夫)  

 尾類考 (柳田国男)

4 跋にかえて

 沖縄の思い出 (柳宗悦)


 解説 沖縄文化研究の情熱 (石井正己)  

 参考文献   
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