はしがき
1 町の風景
天下の江戸
江戸十二景
江戸の暦
町名の中の庶民生活
金座と銭座に町がない
遊郭繁昌
江戸の田舎っぺ
2 江戸っ子の町
産湯と水道
大酒、大食の記録
熱いの大好き
遊女と心中する方法
夜鷹の情と手代の愛
道行浦和飯盛
江戸前の大蒲焼
首尾の松とミニ門松
弥兵衛の山村開発ばなし
3 消費都市の経済と商業
みんな飲んじゃう
九六銭勘定
数字の符丁
江戸地廻りの名産品
下らぬ物──江戸に入津した物資
九里四里うまい十三里半
初物の売りだし日
借金棒引き命令
御当地独特の商売
開国の恩人が馬鹿二朱を嫌ったわけ
ぬるま湯につかった手工業
天下の廻り物を埋める
銭とお天道様はついてまわる
博奕打ちと商品経済
道と車と人と
差しあげ申すパスポートのこと
4 武士の生活
将軍の威信と権兵衛
誰がために腹は切る
天保の改革と遠山の金さん
将軍様のにせ教訓
殉死の事情
二度目の松の廊下
馬がものをいう
奥様、お手をどうぞ──江戸城の大奥
君の名は読めぬ人あり
5 武士は食わねど
経済の発展と武士の頽廃
不良幕臣列伝
外村大吉頓証菩提
切ったはったの御蔵前
寄ってたかって高利貸
大名はつぶれない
6 大江戸事件簿
鼠小僧にささぐ
溺れ死んだ御金蔵破り
礼儀正しき打ちこわし
悪習は悪臭とともに
茶漬屋が一杯くわされた話
上手な偽金のつくり方、使い方
日本橋のさらしだんご
仇討ちのなぞ解き漢詩
娘の仇討ちと情報性
めでたくシャンシャン
あとがき