明治の出版革命 書店界の風雲児「兎屋」の興亡

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嘘も誠も、売るための武器。自称「天狗」店主が仕掛けた空前絶後のメディア・ジャック


明治10年代、旧来の出版秩序を根底から揺るがした男がいた。「兎屋」店主・望月誠。新聞を最強の武器に変え、虚実入り混じる「あざとい宣伝」と価格破壊を武器に、読者を熱狂へと誘う。望月が手掛けた出版物や、現代の視点からも驚愕を禁じ得ない、えげつなくも魅力的な広告史料を徹底調査。江戸風情を残す出版界が、近代的な大衆市場へと変貌を遂げる瞬間の生々しいリアルを描き出す。人心を煽る熱狂の正体を暴き出す、異色の出版文化史。
目次
第一章 由己社の時代
第二章 兎屋書店の創業
第三章 兎屋の支店展開と書籍安売り
第四章 書籍安売競争
第五章 書籍安売りの激化と出張販売
第六章 明治二十年、いよいよ廃業か
第七章 失速する兎
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