「狂言えほん」シリーズは、狂言の筋書きをもとに、現代の子どもにもわかりやすい言葉を用いて、「絵本として読んでおもしろい」ことを第一に考えてつくったシリーズです。狂言の魅力のひとつは、人間がだれでも持っている性質を、おもしろおかしく表現しているところにあります。また、狂言と絵本にはせりふや場面の「くりかえし」という共通のおもしろさがあるので、小さな子どもも楽しく読むことができます。
とりわけ『かきやまぶし』は痛快なストーリーに加えてテンポのよさがあり、伝統芸能にふれるきっかけとしてもぴったりの一作です。
※読みきかせ……3歳から
ひとり読み……小学校低学年から(本文にはすべてふりがながついています)