白石亮はいわゆる「ソシャゲ廃人」。とあるきっかけで、頻繁にソーシャルゲームに金をつぎ込むようになる。僅かな金額で次々とレアカードを引き続け、自分の何倍、何十倍もの金をつぎ込む人達を見て優越感に浸っていると、貯金の残高の桁が二つ減り、気付いた時には彼らの仲間になっていた。振るわぬ現実世界の鬱憤晴らしは、徐々に彼の生活を脅かし始めた。だが、その時それは起こった。スマートフォンを片手にいつものように出勤した亮は、突然、異世界の王国「ローレンタリア」に召喚される。そこで待っていたのは肥満体の王。日本の常識が通用しない絶対王政の国で告げられた己の力に、亮は不安を覚えるも歓喜する。ソシャゲ廃人である亮が得た「ガチャ」という名のギフト。異世界での成り上がりを期待した亮であったが……。日本での札束で殴りあうゲームから、異世界での金塊で殴りあう闘いへ。亮の逃亡劇が始まった。