1979年にホメイニ―師を中心とした革命で発足したイラン・イスラーム共和国。
シーア派の理論に基づいた体制を敷き、中東でも反アメリカ、反イスラエルの急先鋒として存在感を示す。
国際的に孤立しようとも核開発を進めて独自の道を歩むが、ここに至るには東西冷戦や中東での覇権争いなど複雑な歴史があった。
本書は革命以後の軌跡を政治・経済・社会の側面から迫る。混迷する国際情勢の中、イランはどこへ向かうのか。
●佐橋 亮(国際政治学者・東京大学教授)
私たちはつい「欧米」目線でイランをみてしまうが、人々が何を選択し、葛藤してきたのか、本書が描く見取り図は説得的だ。イランを更に知りたくなる記述に溢れている。
●小熊英二(歴史社会学者・慶應義塾大学教授)
「法治」国家の内在的論理と行動を、国家上層部から民衆レベルまでカバーして記述する。現地語を駆使した地域研究の面目躍如。
●酒井啓子(国際政治学者・千葉大学特任教授)
20世紀から現在までのイランを国内動向から詳細に論じ、解きほぐす好著。
●村上拓哉(中東戦略研究所代表)
歴史的記述のバランスの良さ、宗教面、社会面での分析で筆者の技が光る。現在のイラン情勢を俯瞰して見通すための最良の書。
■書評掲載■
・読売新聞 2026年1月25日/佐橋亮(国際政治学者・東京大教授)
・共同通信 2025年12月2日
・赤旗 2025年12月14日
・「新書大賞2026」『中央公論』3月号/小熊英二(歴史社会学者・慶應義塾大学教授)
・産経新聞 2026年4月5日/村上拓哉(中東戦略研究所代表)
・朝日新聞 2026年4月18日/酒井啓子(国際政治学者・千葉大学特任教授)