最後の晩餐は、カレーライスに西瓜を一片、それに冷たいコップの水一杯と決めていたのだ――(「私的カレー雑考」安西水丸より)。
千差万別、誰もが自分だけの「あの味」をもつ、日本の国民食「カレーライス」。
豪華作家陣が甘くて辛い思い出を綴るエッセイアンソロジー! (カバーイラスト&挿絵 CURRYKKO)
【目次より抜粋】
・浅田次郎「華麗なるカレー」
・嵐山光三郎「カレーは家庭のドラマである」
・安西水丸「私的カレー雑考」
・須賀しのぶ「ちくわはシーフードに入りますか?」
・辻村深月「初めてのカツカレー」
・中島京子「共栄堂・6時。」
・水野仁輔「黄色くないカレーの謎」
・穂村弘「「どっちかカレー」現象」
(順不同)