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商品説明
発生から100年を迎えた関東大震災の実態や被害の全容を改めて解説し、当時の東京大学がどのように対応したのか、そしてその知見をふまえて今後発生するとされる首都直下地震対策にどのように活かすか、について多角的・総合的に論じる。東大主催100年記念シンポジウムをもとにまとめる。
目次
序論(目黒公郎)

第Ⅰ部 関東大震災の全体像

1.関東地震のメカニズム―過去の発生履歴と将来の発生確率(佐竹健治)
   コラム1 大森vs今村論争(飯高 隆:情報学環総合防災情報研究センター教授)
2.大正関東地震の揺れを考える(三宅弘恵)
3.大正関東地震から始まったわが国の耐震設計(楠浩一)
4.地盤災害―結局解決されなかった課題(東畑郁生)
   コラム2 2023年トルコの地震の印象(東畑郁生)
5.関東大震災の市街地焼失―現代の市街地の火災危険性を考える(加藤孝明)
   コラム3 地震時の火災対策としての建物の耐震性確保の重要性(目黒公郎)
6.関東大震災から「100年後」の地震火災リスク(廣井悠)
7.関東大震災の社会的影響と心理的影響(関谷直也)
   コラム4 関東大震災を当時の新聞はどう伝えたのか(目黒公郎)

第Ⅱ部 関東大震災と東京大学の貢献

8.東京大学と関東大震災(佐藤健二)
9.東京大学第二外科の震災対応(赤川学)
10.関東大震災の医療日誌―患者と東大第二外科(鈴木晃仁)
11.東京帝国大学学生救護団の成り立ちと活動(鈴木淳)
12.帝都復興の現場における東大教員と卒業生たち―工学部土木工学科の場合(中井祐)
   コラム5 後藤新平「復興論」(廣井 悠)
13.東京大学キャンパスと関東大震災―震災後のキャンパスに見る解体と再利用(加藤耕一)
14.“ストック”された震災写真のカラー化と“フロー”の生成(渡邉英徳)
   コラム6 首都直下地震の啓発コンテンツのあり方(安本真也:総合防災情報研究センター特任助教)
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