最近、「システム生物学」という、何やら訳のわからない言葉が生物学の世界に飛び交いだした。英語では"Systems Biology"といって、システムが複数形になっている。これはゲノム解読後の生命科学の新たなチャレンジで、「生命をシステムとして理解しよう」というものだ。こう言われてもいったい何なのだろう? シグナル伝達経路、遺伝子制御ネットワーク、代謝経路などなど、コンピュータを使っていったい何ができるのだろう?
こうした疑問と不安をもった人は、本書を読みつつ、付録のCD-ROMに入っているセルイラストレータというソフトの簡易版を利用しながら学習すれば、複雑な生命システムのモデル作りとシミュレーションができる能力がつく。微分方程式やプログラミングなどまったく知らなくてもよく、大学の学部や専門学校で生物系の半年1年コースなどで使えるようになっている。 http://www.cellillustrator.com からお試し版をダウンロードすれば、さらに新たな挑戦へ意欲が湧いてくる。