リスク管理の「勘所」と「現場のリアル」がわかる入門書。リスク管理の基礎と実務について具体的なイメージを抱きながら理解を深めていくことができる。理論はほどほどに、実務で役立つ視点の提供に重きを置いて解説。「上司と部下との対話」により臨場感をもってリスク管理の現場を感じることができる。リスク管理の実務や業務理解、OJTにすぐに活用できる。
第1章ではリスク管理の基本概念を示し、「リスクとは何か」「なぜ管理が必要か」などの問いに回答。第2章・第3章では、リスクアセスメントのプロセス(特定、分析、評価)とリスク計測手法を解説、その限界や対応策にも論及。第4章では信用リスクを深掘りし、事業法人やプロジェクトファイナンス、ソブリンにおける分析方法を具体的に説明。第5章では市場リスクに焦点を当て、金利リスクの失敗事例やALMの課題も取上げ。第6章では統合リスクの計測方法とストレステストを紹介。第7章では、モニタリングやリスク対応の実務を説明。第8章ではリスクガバナンスの構築手法やリスクアペタイトフレームワークを解説。第9章では銀行、保険、証券会社の資本規制など金融規制を網羅的に整理。第10章ではリスクマネジャーのキャリア形成や学習パスを例示。
各章に挿入されたコラムでは、ISO31000(リスク管理の国際標準規格)や分散効果の危険性、金利リスク管理の事例など、実践的かつ専門的なトピックを取上げ。
初めてリスク管理部門に携わる方、リスクマネジャーを目指す方には「はじめの一歩」が学べる、ベテランのリスクマネジャーの方々にとっては、原点を見つめ直すきっかけとなる一冊。