ジュネーヴ共和国騒乱とルソー

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商品説明
18世紀後半のジュネーヴ共和国でルソーの作品や彼の存在そのものが惹起した政治対立、「ルソー事件」と呼ばれる騒擾の全貌を描く。

ジャン=ジャック・ルソーの作品、そして彼の存在そのものが、18世紀後半の祖国・ジュネーヴ共和国での政治状況でどのような意味を持ち、どう利用されてきたのかを明らかにする試み。「ルソー事件」と呼ばれる、政治体制をめぐる騒擾の全貌をスリリングに描く。
目次

凡例/年表

序章 ルソーと祖国ジュネーヴ
 1 本書の目的
 2 先行研究に関して
 3 史料に関して
 4 本書の構成

第一章 ルソー事件

第一節 歴史的背景
 1 ジュネーヴの政治体制(一四─一七世紀)
 2 外交関係
 3 経済・社会状況
 4 一八世紀の政治対立

第二節 ルソーとジュネーヴ
 1 ルソーの半生(1)ジュネーヴ出奔まで(一七一二─二八年)
 2 ルソーの半生(2)ジュネーヴとの関わり
 3 ルソーの敵対者たち
 4 ルソー事件

第三節 政治論に対する反応①(『社会契約論』刊行直後)
 1 「検事総長の見解」
 2 ジュネーヴ人の書簡
 3 小括

第四節 政治論に対する反応②(意見書での実践)
 1 意見書の概要
 2 意見書の基本理念
 3 意見書の目的
 4 小括

第五節 政治論に対する反応③(『山からの手紙』刊行後)
 1 『野からの手紙』と『山からの手紙』
 2 ルソーの支持者の反応
 3 『山からの手紙』への批判
 4 小括

第六節 ルソー自身に関する言説
 1 ルソーの支持者が描くイメージ
 2 ルソーの批判者が描くイメージ
 3 小括

第七節 フランスとルソー
 1 ピクテ事件(一七六二年六月)
 2 調停への不安 パンフレットから(一七六五─一七六六年)
 3 小括

第二章 「ルソー事件」の解釈を巡って

第一節 ジュネーヴの政治的動揺
 1 一七六八年調停後の対立構造
 2 法規集の作成を巡る論争(一七七四─一七八一年)
 3 一七八二年革命とその頓挫

第二節 ルソーの死とその影響
 1 ルソー事件以降のルソー
 2 ジュネーヴ人の反応

第三節 ルソー事件の回顧①(ルソー弁護)
 1 序
 2 著者ベランジェとジュネーヴ
 3 ルソー事件の解釈
 4 ルソーの美点を強調
 5 ルソーの諸作品に対する解釈
 6 ヴォルテールへの言及
 7 小括

第四節 ルソー事件の回顧②(ルソー糾弾)
 1 序
 2 作品の概要と著者の立場
 3 ルソー事件の解釈 
 4 ヴォルテールとの対比
 5 「卑しい」生い立ち
 6 小括

第三章 ジュネーヴ革命とルソー

第一節 ジュネーヴ革命の展開
 1 革命前夜(一七八九二月~一七九二年一二月)
 2 ジュネーヴ革命(一七九二年一二月~一七九四年四月)
 3 革命の進展と終焉(一七九四年四月~一七九八年四月)

第二節 フランス革命の象徴・ルソー(一七九一年)
 1 革命前夜のパンフレット
 2 グルニュの擁護書におけるルソーの利用
 3 ルソーの称揚を提案
 4 小括

第三節 穏健派のルソー利用(一七九二─一七九三年)
 1 ピエール・プレヴォの経歴
 2 『平等』(一七九二年一二月)
 3 『ジュネーヴ─平等、独立、自由』(一七九三年一月九日)
 4 小括

第四節 ルソーの称揚 祭典と演説
 1 ルソー祭
 2 ルソー祭における演説
 3 小括

第五節 記念碑建立

終章 ルソーの「受容」を巡って
 1 二つの政治的受容
 2 「ルソー研究」に対して

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索引(人名/事項)
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