はじめに
第Ⅰ部 酒類消費の動向、先行研究、方法論
第1章 なぜアルコール政策に注目するのか
1 アルコール政策の定義
2 公共政策としてのアルコール政策
3 日本におけるアルコール関連法規
第2章 戦後日本の飲酒状況
1 酒類生産量、消費量の推移
2 飲酒率の推移
3 アルコール依存症者数の推移
4 アルコール消費の国際比較と各国のアルコール政策
第3章 アルコール政策の先行研究
1 わが国のアルコール政策についての研究動向
2 海外におけるアルコール政策過程の研究
3 先行研究で残された課題
第4章 キングダンの政策の窓モデルと方法論の検討
1 キングダンの政策の窓モデルとは
2 議員立法と政策の窓モデル
3 アルコール政策研究の観点と研究方法について
第Ⅱ部 アルコール関連問題の政策過程
第5章 酒の入手困難期から酔っ払い天国の日々へ――戦後から1961年の酩酊防止法制定まで
1 時代の背景と飲酒状況
2 戦後復興期の3つのアルコール政策
3 酩酊防止法の政策過程
4 MSAを援用した政策過程の分析
第6章 アルコール問題総合基本法の請願とその失敗――酩酊防止法成立後から1970年代まで
1 時代の背景と飲酒状況
2 1960年代から1970年代におけるアルコール精神医療
3 全断連の1960年代――創立と拡張
4 全断連の1970年代――酒害者社会復帰促進法提案への道
5 MSAを援用した政策過程分析
第7章 アルコール政策の助走期間――多様化する1980年代
1 時代の背景と飲酒状況
2 1980年代の政局とアルコール問題総合基本法審議の停滞
3 WHO、厚生省、久里浜病院のつながり
4 酒類小売業者の攻防――酒類自動販売機と酒類販売業免許
5 市民グループのダイナミズム
6 全断連、ア連協、そして、国会議員
7 MSAを援用した政策過程分析
第8章 80年ぶりの未成年者飲酒禁止法改正――1990年代から2000年代初め
1 時代の背景と飲酒状況
2 WHO 1991年会議と厚生省
3 酒類自動販売機撤廃運動と市民団体の連携
4 規制緩和の動向と対面販売の奨励
5 未成年者飲酒禁止法改正へ
6 未成年者飲酒禁止法のさらなる改正へ
7 MSAを援用した政策過程分析
第9章 アルコール健康障害対策基本法の政策過程――2000年から2013年まで
1 時代の背景と飲酒状況
2 制定前史
3 2010年から2011年
4 2012年 野田首相解散宣言まで
5 2013年 政権交代からのアル法ネットの動向
6 MSAを援用した政策過程の分析
第10章 アルコール基本法制定後の状況――2014年以降
1 時代背景と飲酒状況
2 アルコール基本法制定後の動向
3 飲酒ガイドラインの策定
4 基本法制定後12年の変化について
終章 総括と展望
1 戦後から2013年までの政策形成過程
2 戦後日本のアルコール政策過程の7つの特徴
3 MSAで分析する有効性と留意点
4 日本のアルコール政策の課題
5 むすびにかえて
参考文献
あとがき
索引