本書のなかで著者は、1930年代の過ちを認識していたことが、2008年に同様の規模の危機から世界経済を救うことに役立った、と指摘する。また本書は、大恐慌の歴史はどのようにかたちづくられたか、政策立案者は世界金融危機をどのように認知し応えたか、近づく危機がどのように次々と再びかたちづくられるか、を示している。 【原著】Barry Eichengreen, Hall of Mirrors: The Great Depression, the Great Recession, and the Uses―and Misuses―of History, Oxford University Press, 2015