枕の姿をした、きらきらおめめのちょっぴりおちゃめな“まくらのせんにん”さまと、ふたりのおとも、しきぶとんの“しきさん”とかけぶとんの“かけさん”がくり広げる、ほのぼのあったかーいおはなし。
まくらのせんにんは、マシュマロが大好き。
パフパフ モフモフ
夢中になって食べすぎたので、しきさんとかけさんといっしょに、お散歩に出かけることにしました。
てーろ てーろ てーろ てーろ
すると、ガタガタ震えている枯れ木が。
「どうされた?」
「かれてしまって、さむくてさむくて」
「それは おこまりだ。しきさん、かけさん」
「はい」「ほい」
それっ、びろ――ん!
ふんわか ぬくぬく ぬっくぬくー
あったかーい
パッ
「おやっ、はなが! ありがとうございました」
その後も、まくらのせんにんたちは、迷子のたまごや大根たちなど、寒さにふるえ、こまっているものたちを、つぎつぎと温めて元気づけていき……。
布団にくるまれたときのたまらない幸福感が、読者を包みこんでくれます。