【目次】
はじめに
1 「意味」を読む
(1)物語・テーマ
聖書にもとづく主題/神話にもとづく主題/歴史書にもとづく主題/文学作品にもとづく主題/さまざまなテーマ/コラム1:死というテーマ/エクス・ヴォート/ナラティヴ・アート/抽象絵画のテーマ
(2)図像学
模倣されるポーズ/初期キリスト教美術および中世美術の図像/聖母イコンの型/アトリビュート/擬人像/象徴/寓意画(アレゴリー)/コラム2:ヤン・ファン・エイクの《アルノルフィーニ夫妻の肖像》を読む/しぐさの意味/表情と心理/精神分析的解釈/ファッション/コラム3:オリジナリティ(独創性)に関する考え方
(3)歴史から読む/歴史を読む
4世紀以降のおおまかな美術史・社会の動向/キリスト教布教の戦略/アカデミーの芸術に対する考え方と、アカデミズムに対する反発/肖像画・人物画の歴史/風俗画の歴史/風景画の歴史/コラム4:美術史観・歴史観
(4)作品を見る場所と環境
聖堂の美術について/ロマネスク聖堂とゴシック聖堂
(5)絵が「わかる」ということ
絵の見方/コラム5:作家論的解釈について
2 「造形」を見る
(1)絵肌(マチエール)
絵具と筆遣いの発展史/筆遣いの特徴と効果
(2)色彩
白色の下地と有色の下地/特別な色/色の変化/影の色、ハイライトの色/色の嗜好/色彩の見方
(3)線か色か
古典主義vsロマン主義/線やかたちの見方
(4)明暗(キアロスクーロ)
光源について
(5)配置(構成)、構図
バランス/律動感/調和(ハーモニー)/構造線/分割線/パースペクティブ/コラム6:空間の表現/異時同図法
(6)額縁
額縁の形状・様式/祭壇画について
(7)ルネサンス以降の各時代の様式(表現の特徴)
コラム7:具象vs抽象
(8)画家ごとの造形の特徴(表現の個性)
コラム8:画家のテーマ(動機)と技法
3 「芸術作品」とは何か?
芸術とは何か、どのように鑑賞するか/視覚的に絵画を鑑賞する方法/いい絵かどうか──作品の美的価値について/インテリア・アートについて/現代アートにおける「芸術」とは何か。それはどのような鑑賞方法を要求するのか/1990年代以降の芸術作品の評価の基盤の変化/現代における作品の価値と価格について
おわりに
補遺
索引
年表