インド哲学の各学派の研究者から新進気鋭の専門家を結集し、インド哲学に興味のある哲学好きに向けて、西洋哲学とのつながりを意識しながら、存在や世界、認識や言語や論理を対象にそれぞれの思想をできるだけ平易に解説する。
「本書には......(狭義の)現代哲学者の(好奇心ならぬ)「哲学心」を刺激する論点が満ち溢れている。その意味で、本書は「インド哲学の万華鏡」であるのと同時に、「哲学的アイディアの宝庫」でもある。現代哲学は従来の西洋中心主義を脱脂、真に世界化されるべき時期に来ている。本書が、インド古典哲学と現代哲学を架橋することで、その一つの契機となることを願ってやまない。」(本書「コメント」より)
[執筆者]岩崎陽一・日比真由美・?橋健二・横山 剛・早島 慧・眞鍋智裕・川尻洋平・護山真也・志賀浄邦・志田泰盛・川村悠人・斉藤 茜・新作慶明・出口康夫