序 章:税務調査を必要以上に怖がる必要はない
・税務調査の情報について思うところ
・なぜ上記の問題は解決されないのか
・本書の構成
・自己紹介
・国税庁の統計からみる税務調査の状況
Column 「平均値」が実態を示しているとは限らない
第1章:国税の組織と調査体制
・国税の組織及び調査体制
・強制調査は査察、税務署の調査は任意調査
・税務署に勤めることの良さ
・税務署に勤めることの悪い点
・国税局の税務調査と税務署の税務調査
・国税局と税務署の調査は違うのか?
・税務調査での税法の議論
・税務調査の種類
・税務調査を担当すると若いうちから判断する機会が与えられる
Column 税務大学校の試験について思うこと
Column 本科研修の選抜試験
Column 急拡大している事務所
Column 税務署の職員上がりに会計監査は無理?
第2章:税務調査先の選定
・どのようにして選定されるのか?
・法人事業概況説明書を税務署との会話のツールに
・タレコミ
・反論すると税務調査の頻度が上がるのか?
・税務署のブラックリスト?
Column たくさんの申告書を見ることで得られるもの
Column 勘定科目内訳明細書「住所欄」記載省略の弊害
Column 情報提供制度の悪用
Column 会計案件の調査委員会での経験を踏まえて
第3章:税務調査(全体)
・税務調査の時期
・7月~12月に税務調査が多い理由
・異動の時期を利用するという情報
・税務調査のノルマ
・場数を踏む
・増差所得金額による評価
・税務調査の指令
・税務調査の日程調整
Column 成績が良くないと調査部門から外されるのか
Column 調査官が言う「出張」の意味
第4章:準備調査では何をしているのか
・準備調査のやり方
・誤記が原因で税務調査の対象となることもある
・準備調査のやり方は人それぞれ
・決算書をキャッシュフローで読む
・事前通知
・3期分の資料の準備が必要か?
第5章:実地調査~雑談と概況聴取~
・税務調査の大きな流れ
・雑 談
・雑談には気を付けた方がいいのか?
・概況聴取
・概況聴取で売上除外を発見できるのか?
・概況聴取で売上除外を発見するための視点・やり方
・会社規模で概況聴取の仕方が変わる
・日常業務で作成している書類等の把握
Column 雑談は自然とできるようになる
Column 模範解答を丸暗記
Column 国税OBの税務調査の立ち会い
第6章:税理士の立ち会い
・税務調査のリハーサル
・税理士の立ち会いのない税務調査
・概況聴取では誰が説明するのか?
・調査官も言葉遣いに気を付けた方が良い
・代表者の立ち会いがない場合
Column 借入金返済は費用じゃないのか? という質問
Column 税務署になんかお世話になってねーよ
Column 「みそか締め」という言葉
第7章:帳簿調査で何がわかるのか
・帳簿調査
・期ズレの検討
・期ズレの対応をどこまですべきか
・「帳簿を見ないのが税務調査だ」というアドバイス
・適切な売上の検討の仕方
・月次推移表を作っていた
・期末から直近3か月間の取引しか見ない理由
・大規模法人は「どこを見るべきか」の見極めが重要
・勘定科目の誤り
Column 簿記3級の知識だけで税務調査ができるのか?
第8章:売上計上漏れと売上除外
・売上計上漏れと売上除外の違い
・「法人税の重加算税の取扱いについて(事務運営指針)」
・現金売上の計上漏れは売上除外か?
・一筆重加(いっぴつじゅうか)
・預金通帳との突合で売上除外が見つかることもある
・コミュニケーション不足から生じた売上除外
・税務調査に関する情報の得方
・身近に国税OBはいる
Column やる気がない調査官が来たら嬉しい?
Column なぜ、税務調査の情報を聞きたいのか
第9章:反面調査の難しさ
・実務補習所でのディスカッション
・いろいろな反面調査先
・書面による反面調査
・反面調査は難しい
・個人(一般消費者など)への反面調査
・税務調査先と反面調査先の力関係
・人の記憶ほどあてにならないものはない
・3年前の取引について正確に答えられますか?
Column 訴訟記録の閲覧
第10章:不正経理事例編
・不正経理の事案は案外単純
・理屈どおりにはいかない
第11章:調査結果説明(講評)
・講 評
・一種のセレモニーのようなもの
・慣れないと少し恥ずかしい
・会計監査での報告会
・税務署の感覚で判断するとすべて及第点
・調査結果説明
・指摘事項一覧表の書面は必ずもらうこと
・経理担当者からの質問
・他社例を知る機会はそんなにない
・IPO支援の経験から
・良い取組み事例を開示しても良いのではないだろうか
・うちの税理士はどうですか?
・未払法人税等を計上するタイミング
第12章:修正申告で気をつけておきたい点
・修正申告書作成から提出までの流れ
・修正申告書作成の大まかな流れ
・修正申告書ドラフトあるある
・簿記ができない税務職員
・調査1年目の調査官を苦しめるのがこれ
・修正申告の内容を第三者に見てもらう
・調査の記録を残す
・更正処分
・「訴訟に耐えうる」とは何?
・間接証拠しかない場合
・判断から逃げないで欲しい
第13章:指導事項への対応
・指導事項
・指導事項への対応
第14章:消費税還付審査
・消費税還付審査
・消費税の還付申告
・机上審査
・還付が遅いと苦情を入れても「やぶへび」
・主担部門(消費税・間接諸税担当)
・消費税還付審査は難しい
・還付申告には必ずストーリーがある
・主担部門経験者として悔しい経験
・「お尋ね文書」が来ると思っていた方がよい
・還付理由を説明できるかを確認
・不課税売上の証明が結構難しい
・具体的にイメージするとわかる
・不正還付事案
・簡易課税適用法人の還付申告
・状況に応じて実地調査へ移行
・どこかおかしな還付申告
・課税売上であると指摘した事例
・建設仮勘定(中間金)の課税仕入れの時
・輸出申告書の名義が相違している事例
・還付額が減っただけでも加算税はかかる
・消費税が苦手な人が多い
・契約書を締結した方がよい
・個別対応方式をざっくりと
・真面目に申告している人が損をすることへの疑問
・今後もますます重要になると思う
第15章:無予告現況調査
・無予告現況調査とは
・心を無にする
・思っている金額に落ちていく
・納税者から同情された
・ノルマのためではなく正義感からではないかと思う
・調査官に問題がある事例が余計に話をややこしくする
・一番こたえるのが「どうぞ、どうぞ」
・調査官にとっても税務調査は怖い
・税務署と警察とは喧嘩をするなという教え
Column 「正義」という言葉について
第16章:無申告法人に対する税務調査
・所得税の確定申告シーズン
・無申告が一番悪い
・商業登記の情報
・設立はしたが未稼働
・稼働無申告法人
・納税までを意識して調査する
・個人事業主の無申告
・どうやって接触するのか
・銀行員と税務職員の恰好は似ている
・無申告になった理由
第17章:印紙税の税務調査
・印 紙 税
・印紙税があまり好きではない
・印紙税はとても怖い税金
・一の文書の意義と、素朴な疑問からくる質問
・大企業の税務調査を経験できる
・調査先の選定
・税務調査の事前通知
・実地調査(行政指導?)
・調査日数
・覚 書
・社内文書ではない
・請負に関する契約書
・文書の所属の決定
・契約書全てを読む必要はあるか?
・新しい指摘というよりは同じ事の繰り返し
・契約先が必要部数以上作成してきたときはどうする?
・第三者へ提出用という抗弁
・貼付漏れがあった場合
・過 怠 税
・過怠税について調べてみる
・自主監査のやり方
・写しに印紙は必要なのか?
・何事も経験
Column 「印紙税の手引」をご紹介
第18章:消費税単独調査
・収益事業とは
・実費弁償契約
・特定収入
・かなりややこしい
・個別対応方式と似ている
・特定収入の誤り事例
・課税取引に該当するかも検討している
・意外にも監査法人でも役に立った
・システムに依拠してブラックボックス化
・何のための調査?
第19章:税務訴訟
・この章を読むにあたって
・2023年3月6日最高裁判決
・事案の概要
・様々な視点
・それぞれの視点でこの事例を見てみる
・実務の考え方で解決できるのは国税不服審判所まで
・税務調査の場面ではどうか?
・税務訴訟の大きな流れ
・高裁と最高裁
・代理人を探すタイミング
・代理人の選び方
・税務訴訟のデメリット
・税務訴訟における税理士の役割
・どのようなタイプの税理士が向いているか?
・リサーチの方法
・協業作業だと思う
・リサーチによる副産物
・訴訟の戦略はどのようにして決まっていったのか
・噛み合わない主張合戦
・百聞は一見にしかず
・事実上不可能だった場合どうやったら救われたのか
・わざわざ訴訟で解決を図る必要があるのだろうか?
・小さな可能性に向けてのメッセージ
・税理士と弁護士がコラボすれば何かが変わるのではないか?