■序章 一九四五年と一九四七年の八月十五日
■第一章 八月十五日はインドの独立記念日なのか
第一節 イギリスとインドの一九四五年八月十五日
第二節 英領インド帝国の落日
第三節 英領インド帝国の後衛戦
第四節 一九四七年八月十五日に向けて
第五節 インドのいちばん長い日、一九四七年八月十四日から十五日
■第二章 英領インド帝国女帝ヴィクトリアの誕生
第一節 インド大反乱からインドの大憲章へ
第二節 アルバート王太子のインド公式訪問
第三節 「国王称号法」制定
第四節 一八七七年のインペリアル・アセンブリッジ
■第三章 インド副王兼総督ジョージ・カーゾンと一九〇三年インペリアル・ダーバー
第一節 最盛期イギリス帝国の政治家、カーゾン
第二節 カーゾンの描くインペリアル・ダーバーのシナリオ
第三節 一九〇三年インペリアル・ダーバーの実施と反響
第四節 イギリス首相になれなかった男
■第四章 ジョージ五世の一九一一年インペリアル・ダーバー
第一節 ジョージ王太子の世界情勢認識
第二節 国王兼皇帝とインド人民衆の儀礼を通した出会い
第三節 一九一一年ダーバーの余波とニュー・デリー造営
第四節 英領インド軍兵士の動員と王室
■第五章 帝国のもう一方の主役、インド人藩王たち
第一節 最後のシーク王国国王ドゥリープ・シング
第二節 ジョドプール藩王国摂政プラタープ・シング
第三節 バローダ藩王国国王サヤージー・ラーオ・ガーイクワード三世
■第六章 マハトマ・ガンディーの影に脅えて
第一節 エドワード王太子のインド公式訪問
第二節 ジョージ五世による帝国護持の努力
第三節 エドワード八世のダーバー回避と自主的退位
第四節 ジョージ六世のダーバー回避の理由
第五節 第二次世界大戦とマウントバッテンの抜擢
■第七章 「インド共和国の日」の制定
第一節 マハトマ・ガンディーの死
第二節 インドの再度の独立の日、一九五〇年一月二十六日
第三節 「共和国の日」の政治儀礼
第四節 インド共和国とネルー=ガンディー王朝
■第八章 英領インド帝国の残照と現代インド
第一節 百年後の一九一一年インペリアル・ダーバー
第二節 帝国の都から国民国家の首都へ
第三節 二つの八月十五日に挟まれた二年間
あとがき
参考文献一覧