• 発売日:2024/09/12
  • 出版社:筑摩書房
  • ISBN:9784480439444

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天文学者たちの江戸時代 増補新版

天文学者たちの江戸時代 増補新版

通常価格 946 円(税込)
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  • 発売日:2024/09/12
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商品説明
江戸時代、天文学者たちは星を見上げ、暦に命を懸けた。
鎖国下の日本で外国の知識やことばと必死で格闘し、
研究に身を捧げた人びとを描く情熱の天文学史。

・渋川春海による「日本独自の暦」を作る苦闘
・西洋天文学の導入を目指した徳川吉宗と麻田剛立
・地動説、彗星、星座は当時どう考えられていたか?
・伊能忠敬の全国測量異聞――幻となった間重富の測量計画
・オランダ語を独力で習得し、命がけで「ラランデ暦書」を翻訳
・最新情報を求めシーボルト事件で獄死した高橋景保 etc.

現役の科学館学芸員である著者が、江戸時代の天文学者たちの思索と、
ドラマにあふれた人生をたどる。待望の増補文庫化!

解説 渡部潤一

装画 平岡瞳/装丁 小川恵子(瀬戸内デザイン)
目次
プロローグ 天文と暦――日本の天文学ことはじめ

第一章中国天文学からの出発――渋川春海の大仕事
1 八〇〇年ぶりの改暦――渋川春海と貞享改暦
2 渋川春海は星占い師?――天文占と星座研究
3 西洋天文学との出会い

第二章 西洋天文学の導入――徳川吉宗・麻田剛立が開いた扉
1 西洋天文学を導入せよ――徳川吉宗の試み
2 西洋天文学が変えた宇宙像――麻田剛立が見た宇宙
3 吉宗の願いが叶う時――寛政の改暦

第三章 改暦・翻訳・地動説――高橋至時・伊能忠敬による発展
1 下級武士が取り組んだ改暦事業
2 拡大する天文方の仕事――蘭書翻訳と伊能忠敬の測量事業
3 地動説への取り組み

第四章 変わる天文方の仕事――間重富・高橋景保の奮闘
1 町人学者の改暦参画――間重富
2 伊能忠敬の全国測量異聞
3 オランダ語と天文学――蛮書和解御用
4 広がる天文学研究――彗星と天王星

第五章 西洋と東洋のはざまで――江戸の天文学の完成期
1 シーボルト事件と天文方
2 渋川景佑の活躍と天保の改暦
3 幕末の天文学
4 江戸の天文学の終焉

補章 書物と西洋天文学
1 西洋天文学の導入ことはじめ
2 西洋天文学の消化
3 天文方の情報源

あとがき
文庫版あとがき

解説 宇宙への情熱 ―時代を超えても変わらぬ思い 渡部潤一

主要参考文献
写真出典一覧
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