ようこそ、美しき退廃の市へ――
J・G・バラードの記念碑的名作に捧げられた、
70年代が生んだ幻の都市SF、ついに邦訳!
砂漠の果て、大海をのぞむ崖の上に、遠未来都市〈シナバー〉は忽然と姿をあらわす。機械知性によるゆきとどいた管理と、抗老化処置が約束する永遠の生命。満ち足りていたはずの都市生活はしかし、メランコリアと退廃に蝕まれてゆき──バラードの名作〈ヴァーミリオン・サンズ〉の影響のもと、ネビュラ賞作家ブライアントが情感ゆたかに描きだした、幻のSF連作がついに邦訳! 著者序文=エドワード・ブライアント/解説=大野万紀