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19世紀イタリア・フランス音楽史

19世紀イタリア・フランス音楽史

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商品説明
ロッシーニ、マイヤーベーア、ベルリオーズ、ベッリーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ……。19世紀のイタリア・フランス両国で豊かに花開き、パリやイタリア諸都市の歌劇場で上演された偉大なオペラ作品群はどのように誕生したのか。音楽教育や作曲家を支えるシステムから、新しい作品ジャンルの創造、批評文化の形成までをイタリア音楽学の重鎮が描ききった古典的著作。音楽・演劇愛好者必携!
目次
日本語版への序

初版の序  アルベルト・バッソ

第二版の序  アゴスティーノ・ジイーノ

著者による付記

凡 例

第一部 音楽文化と音楽生活

第1章 一九世紀の音楽地理におけるイタリアとフランス

第2章 ロマン主義とロマン主義的な趣味

第3章 機構組織とジャンル

 第1節 教育、宗教音楽、合唱協会
 第2節 器楽と演奏協会
 第3節 舞踊のための音楽、劇場バレエ、バレエ曲
 第4節 歌劇場という組織と音楽家の労働条件
 第5節 出版業と音楽批評

第二部 イタリア、一八〇〇~一八三〇年

第4章 ロッシーニの時代

 第1節 様式と作劇法の変化
 第2節 イタリア・オペラの形態論

第5章 ロッシーニ

第三部 フランス、一八一四~一八六〇年

第6章 王政復古から七月王政期のフランス・オペラ

 第1節 オペラ・コミック
 第2節 グランド・オペラ

第7章 マイヤーベーア

第8章 ベルリオーズ

 第1節 人生と芸術
 第2節 空想の劇場
 第3節 音楽語法のさまざまな側面

第四部 イタリア、一八三〇~一八六〇年

第9章 ロッシーニを越えて──一八三〇年から一八四八年のイタリア・オペラ

第10章 ベッリーニ

第11章 ドニゼッティ

第12章 ヴェルディ──《オベルト》から《仮面舞踏会》まで

 第1節 舞台人
 第2節 一筋の道のための二つのモデル

第五部 一八六〇年から一八九〇年まで

第13章 伝統と近代性

第14章 第二帝政から第三共和政期のフランス・オペラ

 第1節 グノー
 第2節 オペレッタとオッフェンバック
 第3節 ビゼー
 第4節 新しい世紀に向けて

第15章 国家統一後のイタリア・オペラ

第16章 ヴェルディ──《運命の力》から《ファルスタッフ》まで



読書課題

① ロッシーニと新古典主義の美学

② 一八一七~一八四八年のパリの音楽生活

③ ヴァーグナーの記憶するグランド・オペラの発端

④ 作曲家であり劇作家でもある人物と、台本作家

⑤ 公私の感情の狭間にあるベルリオーズ

⑥ 一八四〇年代のイタリアのオペラ様式と歌劇場オーケストラ

⑦ イタリア国家統一運動とオペラ

⑧ ヴェルディの音楽形式とその演劇的機能

⑨ 若かりし日のグノーの肖像

⑩ 国家統一後のイタリア音楽についての概観

⑪ サン=サーンスによるパリの思い出

⑫ ボイトによるイタリア・オペラ改革


訳者あとがき

文献目録
文献目録の補遺(二〇二三年)
索引
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