日本語版への序
初版の序 アルベルト・バッソ
第二版の序 アゴスティーノ・ジイーノ
著者による付記
凡 例
第一部 音楽文化と音楽生活
第1章 一九世紀の音楽地理におけるイタリアとフランス
第2章 ロマン主義とロマン主義的な趣味
第3章 機構組織とジャンル
第1節 教育、宗教音楽、合唱協会
第2節 器楽と演奏協会
第3節 舞踊のための音楽、劇場バレエ、バレエ曲
第4節 歌劇場という組織と音楽家の労働条件
第5節 出版業と音楽批評
第二部 イタリア、一八〇〇~一八三〇年
第4章 ロッシーニの時代
第1節 様式と作劇法の変化
第2節 イタリア・オペラの形態論
第5章 ロッシーニ
第三部 フランス、一八一四~一八六〇年
第6章 王政復古から七月王政期のフランス・オペラ
第1節 オペラ・コミック
第2節 グランド・オペラ
第7章 マイヤーベーア
第8章 ベルリオーズ
第1節 人生と芸術
第2節 空想の劇場
第3節 音楽語法のさまざまな側面
第四部 イタリア、一八三〇~一八六〇年
第9章 ロッシーニを越えて──一八三〇年から一八四八年のイタリア・オペラ
第10章 ベッリーニ
第11章 ドニゼッティ
第12章 ヴェルディ──《オベルト》から《仮面舞踏会》まで
第1節 舞台人
第2節 一筋の道のための二つのモデル
第五部 一八六〇年から一八九〇年まで
第13章 伝統と近代性
第14章 第二帝政から第三共和政期のフランス・オペラ
第1節 グノー
第2節 オペレッタとオッフェンバック
第3節 ビゼー
第4節 新しい世紀に向けて
第15章 国家統一後のイタリア・オペラ
第16章 ヴェルディ──《運命の力》から《ファルスタッフ》まで
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読書課題
① ロッシーニと新古典主義の美学
② 一八一七~一八四八年のパリの音楽生活
③ ヴァーグナーの記憶するグランド・オペラの発端
④ 作曲家であり劇作家でもある人物と、台本作家
⑤ 公私の感情の狭間にあるベルリオーズ
⑥ 一八四〇年代のイタリアのオペラ様式と歌劇場オーケストラ
⑦ イタリア国家統一運動とオペラ
⑧ ヴェルディの音楽形式とその演劇的機能
⑨ 若かりし日のグノーの肖像
⑩ 国家統一後のイタリア音楽についての概観
⑪ サン=サーンスによるパリの思い出
⑫ ボイトによるイタリア・オペラ改革
訳者あとがき
文献目録
文献目録の補遺(二〇二三年)
索引