編曲者:奥 慶一
難易度:★★★★
演奏時間:4分10秒
●曲目解説
1992年の「CLASSICSS」と1993年の「HARMONY」の2つのアルバムは、イギリスの名門オーケストラ、ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラとフュージョンのT-スクェアという、ジャンルを越えた共演が話題になりました。
曲目はいずれもT-スクェアの旧作をオーケストラ・アレンジしたもので、全曲のオーケストレーションを担当したのが奥慶一です。
「TOMORROW'S AFFAIR」 は 「HARMONY」の冒頭1曲 め、及びエンディング (リプライズ) に収録されています。
また、この演奏はTVドラマ「じゃじゃ馬ならし」のメイン・テーマとしても使用されました。
「Tomorrow's Affair」の原曲は、1980年に発表された、T-スクェアの4作めのアルバム 「ROCKOON」に収録されています。作曲者の安藤まさひろはT-スクェアのギタリストです。
T-スクェアと奥慶一の顔合わせでは、 その後、ミュンヘン・シンフォニー・オーケストラとの共演による作品もあり、さらに新しい可能性を広げています。
●演奏にあたって
この編曲は、1993年にロンドンでのロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラの録音のために書いたものを踏襲しています。
各パートのリズムが細いあって進行していく、クラシックスタイルで書いていますので、特にリズムに注意して練習してください。
導入部は決して速くならないように。ホルン、1stトロンボーンのリズムとクラリネットのアクセントがずれないように。16分音符が流れてしまわないように、重く。
[A] のメロディーは悲しみを湛えて美しく表情豊かに。できる限り遅めのテンポで、たっぷりと歌い上げた方がよいでしょう。
[B] からは倍の速度になります。ダイナミクスの差を大胆に表現するとよいでしょう。
B11小節からのフルート、 クラリネットの音型は受け渡しをスムーズに。
[D] からは主題の再現ですが、[A] の部分より力強く。[F] からまでは、自然にクライマックスへ盛り上がるようになっていますが、息切れしないように、エンディングの最後の音まで緊張感を保って演奏してください。
(奥 慶一)