【特集】漁業・漁村の環境社会学に向けて
漁業をめぐる人と自然から見る環境社会学の展開可能性(富田涼都・吉村真衣)/共同漁業権と地域社会(吉野馨子)/海と漁村をつなぐ漁師の身体(村田周祐)/未利用魚の商品化を可能とした地域的な要因(前田竜孝)/環境を意識した漁村女性起業による小規模ビジネスの展開(副島久実)
【論文】エチオピア小都市におけるクリーンエネルギー移行の阻害要因(西﨑伸子)/札幌市におけるヒグマの出没「問題」とその解決に向けて(伊藤泰幹)/世界農業遺産の動的保全における農業者の主体性についての考察(岩男望)/福島県外地域における原発事故後の健康不安放置の構造(鴫原敦子)
【書評およびリプライ】地域資源への新たな眼差し(『パインと移民』書評)(椙本歩美)/社会的承認の死角(廣本由香)/実践としての歴史的環境保全運動研究(『大邱の敵産家屋』書評)(青木聡子)/植民地期の建築物への環境社会学的アプローチの模索(松井理恵)/「低い島」の人びとによる環境利用とそのまなざしに映るもの(『隆起サンゴ礁島の環境史』書評)(黒田暁)/〈生〉の断片をかきあつめて(藤井紘司)