序章 中世荘園という空間と社会をめぐって
第一部 播磨国矢野荘の空間構造と在地社会
第一章 播磨国矢野荘研究の軌跡と展望(一九三二~二〇一九)
第二章 鎌倉末期東寺領播磨国矢野荘の成立―後宇多法皇による寄進理由を再考する―
第三章 鎌倉末期播磨国矢野荘の領域構成―重藤名に注目して―
第四章 播磨国矢野荘における下地中分と名体制
第五章 周縁からみた播磨国矢野荘―最北山間部の基礎的研究―
第六章 播磨国矢野荘における水害と損免要求―「荘家の一揆」形成の社会的論理―
第七章 南北朝期における広域的「村」の特質と機能―播磨国矢野荘の上村と下村に注目して―
第八章 在地荘官の活動からみた室町期荘園制の変容―播磨国矢野荘田所、本位田家盛に注目して―
第二部 荘園空間と在地社会の諸相
第一章 荘園調査の到達点と地理情報の分析に向けた試み
第二章 大和国栄山寺領「墓山地」にみる摂関期寺領空間―四至の機能・坪の立地・景観の変遷―
第三章 美濃国大井荘の中世化と「開発領主」大中臣氏
第四章 美濃国大井荘内榎戸郷の基礎的研究―郷域比定と東大寺公人の活動を中心に―
第五章 中世災害研究の現代的な意義と活用の可能性―東大寺領播磨国大部荘の水害と旱魃―
終章 日本中世の荘園空間―制度、環境そして在地社会の交点―
あとがき
初出一覧
索引