若者支援政策の現在地

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若者支援政策の現在地
  • 発売日:2026/04/09
  • 出版社:明石書店
  • ISBN:9784750361017
通常価格 2,970 円(税込)
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  • 発売日:2026/04/09
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商品説明
2000年代以降、若者の困窮は労働にとどまらず、貧困や居場所、居住などの課題として顕在化してきた。コロナ禍で一層可視化する一方、2023年のこども家庭庁発足で若者支援政策の後景化が懸念される。本書は政策動向を批判的に検討し、若者支援の展望を示す。
目次
序章[岡部茜/御旅屋達/原未来]
 1 若者の後景化と「子ども化」
 2 家庭に埋め込まれる若者
 3 「若者」とは誰のことか
 4 本書の構成

第1章 日本社会における「若者支援政策」の俯瞰と課題[南出吉祥]
 1 はじめに
 2 法律に示される「若者」の位置づけ
 3 2000年代以降の「若者支援政策」の推移
 4 若者支援政策全体の課題
 5 おわりに――「若者の権利」の保障に向けて

第2章 「こどもの居場所づくり」の陥穽を見抜く――自律的・自治的な実践をつくり続けるために[阿比留久美]
 1 はじめに
 2 こども家庭庁における「こどもの居場所づくり」
 3 多様なアクターによってつくられていく「こどもの居場所づくり」
 4 「こどもの居場所づくり」政策がはらむもの
 5 ロールアウト型社会における市民参加の危うさ
 6 ロールアウト型の統治に抗する仕組み
 7 おわりに

第3章 「子ども・若者総合支援センター」とは何か――自治体間の多様性と資源制約に着目して[御旅屋達]
 1 はじめに
 2 包括的支援の必要性と「子ども・若者総合相談センター」
 3 調査の概要
 4 調査結果から見るセンターの多様性
 5 現場の声から見る四つの制約
 6 おわりに――多様さの背後にあるもの

第4章 こども政策は若者の住まいの権利を保障するか――若者の住まいに関する政策動向と課題[岡部茜]
 1 はじめに――若者期の住まいの問題
 2 若者期と住まい
 3 若者支援政策での住まいに関する支援の展開
 4 「若者期」の住まいをめぐるいくつかの論点
 5 おわりに――若者期の住まいの権利の保障にむけて

第5章 ヤングケアラー支援における若者の位置[斎藤真緒]
 1 はじめに
 2 ヤングケアラーの「社会問題」化と若者ケアラーの位置づけ
 3 若者ケアラーへの支援をめぐる課題
 4 ケアを通じた新しい社会の模索――ケアのジレンマを語る可能性
 5 おわりに――ケアの民主主義と若者

第6章 社会的養護を経験した若者の「自立」と支援のこれから[永野咲]
 1 はじめに――社会的養護を必要とするということ
 2 社会的養護を経験した若者はどのように生きているか――ライフチャンスの概念から紐解く
 3 既存の制度を正しく活用する
 4 社会的養護を経験した若者等の「自立」支援の「拡大」
 5 社会的養護における当事者「参画」を困難にしてきたもの
 6 おわりに――子ども・若者の声を中心とした社会的養護へ

第7章 「声を聴く」政策に潜む排除――若者と共に在る実践からみる「意見反映」[原未来]
 1 はじめに
 2 意見を聴かれる権利
 3 「声を聴く」政策の実態と課題
 4 「声を聴く」とはなにか
 5 共に在るなかで声を聴く、声を紡ぐ
 6 おわりに

第8章 若者と「こども計画」――官民協働とネットワーク構築[鈴木綾]
 1 はじめに
 2 「こども基本法」と「こども計画」
 3 NPO法人こおりやま子ども若者ネットワークの展開経過
 4 行政側の視点――こども部 佐藤麗子氏へのインタビュー
 5 計画施行後の状況と今後の課題
 6 おわりに――市民一人の無力感を伴う声から始まる市民活動

終章――本書における示唆と若者支援政策の今後[岡部茜/御旅屋達/原未来]
 1 なにが前進し、どこに課題が残されているのか
 2 家庭への埋め込みの実際と、それを乗り越える糸口
 3 「切れ目ない支援」の陥穽
 4 「声を聴く」をスローガンで終わらせないために
 5 本書の限界と今後の課題
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