巻頭口絵 ぼよよん
序 フラジャイル・コンセプト
第1部 表現でないこと
1 「くうき」を整える
2 どこからが絵なのだろう、どこまでが絵なのだろう
3 谷崎的建築観vs 芥川的建築観
4 様相が内部空間の構成を食い破るとき――村野藤吾の現代性
5 キャンパスノートの使い方
第2部 東日本大震災
1 震災の日のこと
2 自分たちで環境をつくる
3 長清水のこと
4 代理を前提にしないデザイン
5 震災から半年
6 東日本大震災と関東大震災――今和次郎のこと
7 震災から三年――無防備の先にあるもの
第3部 具象と抽象を行き来しながら
1 建築とは建築の裏に隠れた秩序のあり方であり、模型はその秩序を指定する
2 なぜ、それを模型と呼ぶのか――石上純也さんのこと
3 「くうき」を伝える、「くうき」のような生き物――安東陽子さんのこと
4 〈作為〉-〈作者〉=〈ストーリー〉――トラフのこと
5 具象と抽象をどう折り合わせるか――ムトカのこと
第4部 日常の風景
1 少しずつ奥が見えてくる
2 すべての建築は道から進化した
3 毎日の行ないがつくる道
4 どこもが「寝室」になる
5 この場所で現実世界がほころびはじめること――ライアン・ガンダーのこと
6 複製することの魔法――ルイジ・ギッリのこと
第5部 建築を見ながら、考えたこと――『新建築』二〇一五年月評
一月 世界を少しずつ善くしていくこと
二月 非施設型建築をめぐって
三月 図式と図式を超えるもの
四月 空間をチューニングするということ
五月 こどもたちのための空間とは
六月 一般の人は建築のなにを見ているのか
七月 都市のような建築
八月 マクロから見るか、ミクロから見るか
九月 チューニングがチューニングを超えるとき
一〇月 不一致が不一致のまま共存する箱
一一月 箱が意識から消える
一二月 世界の外に立つということ
第6部 建築をバラバラなモノとコトに向かって開くこと
1 誰が群盲を嗤えるか
2 現実を生け捕りにするには
3 立原道造のヒアシンスハウス
4 三次市民ホール
5 土壌のデザインが建築になる世代
あとがき
初出一覧