【目次】
はじめに
序章 失うと困る脳のはたらき
1 脳は大事、しかし難しい
2 脳と「わたし」の深い関係
第1章 脳のつくりとはたらき
1 脳の基本的な仕組み
1)脳を構成する単位
2)脳のつくりとはたらき
2 脳のはたらきを知る
1)破壊で知る
2)刺激で知る
3)計測で知る
4)時空間のスケール
コラム(1) 科学とは
第2章 わたしたちの生活と脳のはたらき
1 道具を操る脳のはたらき
1)道具とは
2)道具と身体
2 言語を操る脳のはたらき
1)言語と社会―社会のなかの「わたし」
2)概念と脳―概念を生み出すはたらき
3)言語と自己―言語を操る脳
3 脳と機械をつなぐ
1)失われた脳のはたらきに向き合う
2)動かぬ身体とコミュニケーション
コラム(2) ひととひととのつながり
第3章 脳のはたらきのあたらしい捉え方
1 「わたし」と「まわり」
1)自己と環境―「わたし」と「まわり」の関係
2)内部環境―細胞の「まわり」
3)内部環境の維持―ホメオスタシス
2 推論する脳
1)「わたし」と脳生理学
2)能動的推論
3)「わたし」と能動的推論
4)言語と能動的推論
コラム(3) 発達する脳と付き合う
終章 これからの脳生理学
1 テクノロジーと身体
1)身体を補綴するテクノロジー
2)医療における補綴
2 デジタル社会のなかで
1)ビッグデータを扱う社会で
2)人工知能と私たちの「脳」
コラム(4) 関連分野との連携
おわりに
参考文献
索引