第1章 なぜ介護を専門家に頼るのか
1 介護における世代関係の再構築
2 女性は「利己的」か?
3 「介護問題は女性問題」の社会的構築
4 「介護を専門家に頼る」はオルタナティブな社会のあり方を示しているのか?
第2章 ケア、世代関係、公共/家内領域、自立/依存をどうとらえるか
1 ケアと介護
2 高齢者と成人子の世代関係
3 公共領域と家内領域
4 自立と依存
第3章 介護する意識とされる意識
1 女性は「家族を介護する」ことを避けているのか?
2 データ
3 介護する立場/される立場/「一般論」としての介護意識
4 「家族に介護される」ことを避けようとする女性
第4章 女性とケア・アイデンティティ
1 なぜ女性は「利他的」選好をするのか?
2 データ
3 「性による役割振り分け」と「愛によるケア役割」の2つの次元
4 「生涯ケアラー」としてのアイデンティティ
第5章 生涯家計支持者と生涯ケアラーの誕生
1 なぜ嫁をあてにできなくなったのか
2 日本における高齢者の扶養・介護に関する制度
3 データ
4 扶養と介護についての意識の変化
5 「生涯家計支持者」と「生涯ケアラー」の誕生
第6章 社会階層と介護意識―「女性中流階級のための福祉国家」
1 「介護を専門家に頼る」と考える人はどの社会階層に多いのか?
2 データ
3 専門家の介護に積極的な女性中流階層と消極的な男性中流階層
4 「女性中流階級のための福祉国家」
第7章 公共領域/家内領域の再構築とその中断
1 老後の世代関係について人々はどう考えているか?
2 データ
3 生涯ケアラー・生涯家計支持者・公的支援忌避者・看取りあう夫婦
4 「専門家に介護を頼る」は支配的社会認識を支える意識
第8章 「ケアしあう人々」という社会
1 生涯家計支持者と生涯ケアラーの誕生
2 支配的社会認識を支える生涯ケアラー
3 生涯家計支持者と生涯ケアラーのゆくえ
4 「ケアしあう人々」という社会
5 今後の課題