障害のある人びとの学びをどのようにデザインするか

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障害のある人びとの学びをどのようにデザインするか
  • 発売日:2025/04/03
  • 出版社:学文社
  • ISBN:9784762034268

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障害のある人びとの学びをどのようにデザインするか

障害のある人びとの学びをどのようにデザインするか

通常価格 2,750 円(税込)
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商品説明
特別支援教育や中等教育卒業後の学びにおいて要請される、
ある種の障害や特性に最適化された学習実践に必要とされる「学びのデザイン」の提示と、
それを精査するための研究方法論の精緻化を探究する。
特別支援教育およびその周辺、あるいはその延長上の学びにおいて、学びはどのようにデザインされ、
実践されているのかに着目。

特別支援教育や「学びの場」 における英会話・国語・数学などの一般教養や各種情報ツールの使い方、
医療的ケアを常に必要とする人の学び、運動や調理や美術などの実技修得場面へ参与観察したり、
実践者たちにインタビューすることで、特別支援教育および「学びの場」がどのようにデザインされているかを記述。

質的研究のなかでも(ポスト)現象学、状況論、アクターネットワークセオリー、
エスノメソドロジーなどに触発された論文集。
「道具やモノの使用とデザイン」、「人間とモノのインタラクション」、
「学びの場の空間のデザイン」「メディア」といった、
これまで人間中心主義的な研究枠組みでは積極的に注目されてこなかった研究対象へ、アクセス可能な研究方法を採用する。

障害のある人びとや、その学びを支える人びと(特別支援教育にかかわる教育実践者)、
あるいはそうした学びをこれから研究する人びと(特別支援教育の研究者)たちをエンカレッジする書。


【執筆者】
海老田大五朗、楠見友輔、横山草介、久保田裕斗、引地達也、松浦加奈子、呉 文慧
目次
 序 章 本書では何を明らかにしたいのか
  Ⅰ.特別支援教育における二つの方法論
  Ⅱ.本書の目的
  Ⅲ.本研究に至るまでの社会的背景と本書で取り組むべき学術的「問い」
  Ⅳ.本書の想定読者

第1部 個人の能力に還元しない学びとは
 第1章 インクルーシブ教育のためのつながりの支援:反-個人主義の教育理論と実践に向けて
  Ⅰ.個人主義の問題を示す事例
  Ⅱ.現代社会と教育
  Ⅲ.学校教育に浸透する個人主義
  Ⅳ.反-個人主義的アプローチの意義
  Ⅴ.インクルージョンと反-個人主義的アプローチの実践
  Ⅵ.つながりの支援

 第2章 関係的営みとしての自立/自律――言説としての 「依存から自立/自律へ」 の限界
  Ⅰ.本章の目的
  Ⅱ.物語のフィールド
  Ⅲ.教室の内側に響く個人能力としての自立/自律
  Ⅳ.個人能力としての自立/自律から関係的営みとしての自立/自律へ
  Ⅴ.関係的営みとしての自立/自律の地平
  Ⅵ.自立/自律観の刷新に向けて

第2部 実践の記述について
 第3章 モノや道具を介した医療的ケア児の学級参加
  Ⅰ.包摂実践と道具使用の不可分性
  Ⅱ.調査の概要
  Ⅲ.林間学校での「道のり」
  Ⅳ.コミュニケーションチャンネルとしての医療器具
  Ⅴ.道具の共通(不)使用とメンバーシップの確保
  Ⅵ.「住まう場」としての学校空間

 第4章 医療的ケアの必要な重度障がい者の学びのデザイン
  Ⅰ.問題の所在と本章の課題
  Ⅱ.重度障がい者の定義
  Ⅲ.社会的な位置づけ
  Ⅳ.オンラインでつながる講義の実践
  Ⅴ.コロナ禍を受けての変化―当事者に起こった変化
  Ⅵ.「誰一人取り残さない」社会への道筋

 第5章 Zoomなどを利用して複数の事業所をつなぐ遠隔授業
  Ⅰ.本章の目的
  Ⅱ.対象と方法
  Ⅲ.調査結果―メディア教育の可能性―
  Ⅳ.考  察
  Ⅴ.結  論

 第6章 木材の端材を使用した芸術作品の制作:塔/灯をつくる
  Ⅰ.本章の目的
  Ⅱ.アクターネットワークセオリーについて
  Ⅲ.灯/塔(とう)が作られた場所と授業の概要
  Ⅳ.授業の設計
  Ⅴ.プロジェクトの中に何がデザインされているのか
  Ⅵ.制作する者のカテゴリーと芸術性の高まり

 第7章 相互行為の中の「理解」の達成に向けた学びのデザイン
   ――Y専門学校のキャリアデザイン科を事例として
  Ⅰ.本章の研究対象
  Ⅱ.教材(道具)を用いた実践を記述すること
  Ⅲ.授業の概要
  Ⅳ.分  析
  Ⅴ.本章で明らかにしたこと

第3部 研究方法論の検討
 第8章 現象学/ポスト現象学と特別支援教育
  Ⅰ.本章の目的
  Ⅱ.意思疎通困難な他者
  Ⅲ.意思疎通困難な他者の現象学
  Ⅳ.意思疎通困難な他者と関わる実践者の現象学
  Ⅴ.モノと実践 ―ポスト現象学へ
  Ⅵ.小  括

 第9章 エスノメソドロジーとハイデガー現象学
  Ⅰ.問題の所在
  Ⅱ.「教示と教示された行為」におけるハイデガーの位置づけ
  Ⅲ.「教示と教示された行為」の項目と概要
  Ⅳ.ハイデガーの現象学とガーフィンケルの違背実験
  Ⅴ.小  括

 終 章 本書はどのようなつながりのもとで生まれたか
  Ⅰ.新潟から大阪へ飛ぶ
  Ⅱ.執筆者たちとの出会い
  Ⅲ.つながりと触発

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