2017年(平成29年)、西村天囚(名は時彦。別号は碩園)の故郷・種子島西之表市の西村家において、天囚関係の大量の資料が発見された。本書は、大阪朝日新聞を中心に主に民間で活躍し、近代日本において特異な位置を占める漢学者・西村天囚の研究に資するべく、新資料の目録、一部資料の画像とともに、新資料発見直後に発表した論考を収録した。
【緒言より】
本書は、全体として三部から構成されている。第一部は、主に調査を担った湯浅・佐伯・池田・竹田の四名が、西村天囚関係新資料が発見されてから執筆した論考・報告である。第二部は、西村家に所蔵されていた西村天囚関係資料の目録、及び西村家から鹿児島県歴史資料センター黎明館(現・鹿児島県歴史・美術センター黎明館)と種子島開発総合センター(通称・鉄砲館)とに寄贈された関係資料の目録、第三部は新資料の中でも特に注目される資料の画像とその解説である。