汲古叢書182 中国北朝国家論

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汲古叢書182 中国北朝国家論
  • 発売日:2025/01/30
  • 出版社:汲古書院
  • ISBN:9784762960819

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汲古叢書182 中国北朝国家論

汲古叢書182 中国北朝国家論

通常価格 12,100 円(税込)
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商品説明
【序章 本書の課題と分析方法 より】(抜粋)
  本書は……北魏、さらにそれを継承した東魏・北斉、西魏・北周がどのような統合・支配のあり方を模索
したのか、言い換えればどのような国家を形成したのかを「反覆」・「継承」・「蓄積」・「展開」・「変
形」という点に留意しながら、明らかにしようとするものである。……
 第一部は支配構造編として、鮮卑拓跋部が北魏建国前に創り出した初期政権、および前・後期北魏国家の
支配構造を分析対象とする。……第二部は政治体制編として、六鎮の乱以降の末期北魏から北魏分裂を経て
建国した東魏・北斉および西魏・北周の政治体制を分析する。……第三部は国制原理編として、北朝諸国家
における国制原理を分析する。……附章「中国北朝国制史の研究動向」は、国制史の視点から中国北朝に関
する研究動向をまとめる。本来であれば研究動向を本書冒頭に付すべきであろうが、バランスを考えてここ
に回した。終章「北朝国家の歴史的特質」では、第一章から第十章までの考察結果をふまえて、中国史上お
よび世界史上における北朝国家の歴史的特質を論じる。
目次
序章 本書の課題と分析方法
第一節 鮮卑拓跋部の国家形成とその展開――支配構造の分析
第二節 北朝概念とその理解――政治体制の分析
第三節 北朝国家の秩序づけ――国制原理の分析
第四節 本書の構成
第一部 支配構造編
第一章 北魏建国以前の鮮卑拓跋部
第一節 拓跋初期政権の構成要素
第二節 拓跋初期政権の展開とその特徴〔拓跋力微から拓跋猗廬へ/拓跋什翼犍政権〕
第三節 代国の再建と拓跋珪政権の構造
第二章 前期北魏国家の支配構造――西郊祭天の空間構造を手がかりとして
第一節 北魏の西郊祭天について
〔北魏における二つの祭天儀礼/天賜二年西郊祭天儀礼の内容と空間構造〕
第二節 垣内の参列者――代人について
〔代人の構成/代人の形成過程――部落解散について/「國語」の形成について〕
第三節 垣外の参列者〔外朝臣について/諸部大人について/賓国について〕
附論 1 前期北魏の支配共同体と民衆支配
第一節 支配共同体の創出        
第二節 前期北魏国家の民衆支配とその財政基盤
第三章 鮮卑拓跋部の専制国家形成――太和十九年の諸政策を中心に
第一節 三長制の施行と編戸制の確立   
第二節 北魏における支配共同体の解体
第三節 「洛陽、我れの豐沛なり」
第四章 新民政策から見た北魏の支配
第一節 移動させられる新民たち     
第二節 境界の新民たち
第三節 流動化する新民たち       
第四節 北魏における新民
第二部 政治体制編
第五章 爾朱栄政権論――末期北魏における「代」の再定位
第一節 爾朱栄執権前の時代状況〔官僚登用制度――旧代人を中心に/皇帝の正統性〕
第二節 爾朱栄政権における新たな傾向  
第三節 政権としての爾朱栄集団
第六章 北斉の政治体制
第一節 北魏末から東魏までの政治体制
第二節 北斉における代体制〔天保十年の政策/乾明元年の政変と孝昭帝政権〕
第三節 北斉における諸集団と両都制〔北斉における諸集団/北斉の両都制〕
第七章 西魏・北周における第二次「代人共同体」の形成
第一節 西魏・北周における国姓政策と本貫の関隴化
第二節 保定四年東征の軍事編成     
第三節   軍事から見た北周の領域編成
第三部 国制原理編
第八章 可汗の論理
第一節 可汗号が機能する場――西郊祭天と東廟儀礼〔西郊祭天儀礼/東廟儀礼〕
第二節 北魏可汗号の権力の由来〔天女の子拓跋力微/皇帝・天子号との関係〕
第三節 その後の可汗号〔北魏可汗号の終焉/後期北朝から隋唐期における可汗号の展開〕
第九章 北朝における漢魏故事
第一節 前期北魏における故事〔前期北魏における先行王朝の故事/前漢の故事〕
第二節 北魏における漢魏故事の定位〔漢魏故事の採用/正統性と漢魏故事〕
第三節 継承と拒絶の間――後期北朝における漢魏故事
〔継承と拒絶の背景/拒絶から継承へ――北周から隋へ〕
おわりに――漢魏故事時代の終焉
附論 2 漢魏故事の成立
第一節 泰始新礼の成立          
第二節 漢魏故事の内容
第三節 西晋における漢魏故事の受容
第十章 北周のイデオロギー政策
第一節 「魏の後を紹」ぐ者〔北周における元氏/元羅と元謙〕
第二節 宇文氏の始祖説話
附章 北朝国制史の研究動向
第一節 戦前から一九六〇年代までの研究〔政治史研究/制度史研究〕
第二節 一九六〇年代における新たな展開――谷川道雄氏の研究を中心に
〔支配層を中心とした北朝史理解の転換/共同体論と小農民の再生産〕
第三節 部族制の再評価
〔前期北魏国家の性格をめぐって――「部族解散」理解を中心に/制度における北族的側面の見直し〕
第四節 近年の研究動向
〔礼楽制度および正統性に関わる研究/ユーラシア史的観点の導入/制度史研究/国家論研究〕
終章 北朝国家の歴史的特質
第一節 中国史上における歴史的特質――第二次専制国家の形成
〔専制国家受容層の拡大/「漢」の拡大/戸数原理に基づく人為的編成の貫徹と徹底化〕
第二節 世界史上における歴史的特質
〔「拓跋国家」論批判/アラブ帝国との比較/朝鮮三国における国家との比較/世界史上における支
 配共同体型国家〕
参考文献/あとがき/索引
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