本書は病因に対応した根本治療のない病態に対して「患者さんに我慢をさせない」「とりあえず、漫然との対症療法を卒業する」ための知識とスキル向上に特化した、文字通り対症療法の強化本となります。
対症療法総論、風邪診療、作用機序から考える痛みへの対症療法、コモンな神経症状、メンタルヘルス不調、コモンな呼吸器・アレルギー症状、コモンな消化器系症状、泌尿器系症状、婦人科系症状、臓器を特定できない症候への対症療法など全10部で構成されており、それぞれ、エキスパートたちの実践智やプライマリ・ケア現場で役立つコンテンツが収録されています。
病因に対応した根本治療がないときでも、病態を正しく理解し、基礎的な薬理学(薬のメカニズム)を理解したうえで処方を行えるように、慢性疼痛に対する認知行動療法的アプローチの基礎など非薬物療法のエッセンス、東洋医学や漢方、リハビリ・運動療法処方など、対症療法の「引き出し」を可能な限り盛り込みました。ぜひ、「患者さんに我慢をさせない」「とりあえず、漫然との対症療法を卒業する」ための日常診療のレベルアップにご活用ください。