第一部 弁論が開かれた最高裁判決
第一章 ハマキョウレックス事件、日本郵便〔西日本〕事件──「非正規格差」をどう是正するか
第二章 空知太神社事件最高裁判決──政教分離原則違反はだれがどのような基準で判断すべきか
第三章 水俣病訴訟──公害企業救済か被害者救済か
第二部 「戦争」にまつわる判決
第四章 大阪・花岡中国人強制連行国賠請求訴訟──国家の「強制」による「加害」を国家はいかに償うべきか
第五章 台湾靖国訴訟・小泉靖国訴訟──台湾原住民族はなぜ「靖国合祀」を拒否するか
第六章 「アベ的なるもの」との三〇年──フィリピン元「従軍慰安婦」補償請求訴訟/「君が代」斉唱拒否訴訟/安倍国葬違法支出公費返還請求住民訴訟
第三部 労働組合をめぐる判決
第七章 三菱重工長崎造船所〔労働時間〕事件──「労働と労働組合活動」を考える
第八章 住友ゴム工業事件・近鉄高架下文具店長事件──「職場の労働組合活動」を考える
第九章 関西生コン支部刑事弾圧事件──「労働基本権保障」の意味を考える