はじめに
1章 経済学と合理性
――批判的検討――
1.1 経済学とはどのような学問であるか
1.2 合理性と経済学の前提
1.3 従来の経済学における意思決定の特徴とは
1.4 相互関係と経済学
1.5 経済学の本質は「人間学」であるべき
2章 人間の心理と経済学
2.1 行動経済学はどのような学問であるか
2.2 行動経済学の代表的な理論
2.3 参照点とヒューリスティック
2.4 リアルかバーチャルかで変わる反応
――利己心と利他心で揺れる心――
2.5 行動経済学の可能性と期待
3章 オタク文化とサブカルチャー
――経済学の拡張――
3.1 文化と経済学のクロスオーバー
3.2 オタクとサブカルチャーの経済学
3.3 オタクやサブカルチャーの定義とその変化
3.5 オタクを巡る社会の変化
3.6 オタク文化の経済学
――経済理論の適応と限界――
4章 サブカルチャーを生み出す原動力
――コンテンツ消費の経済学――
4.1 消費者生成メディアとコンテンツ消費
4.2 コンテンツツーリズムと行動の心理
4.3 アーティストにおける意味の縮減
4.4 コンテンツ消費におけるデータベース消費
4.5 コンテンツツーリズムとデータベース消費
5章 女性オタクと熱狂的消費の心理的要素
5.1 行き過ぎた消費
――アイデンティティと同担拒否のメカニズム――
5.2 オタク研究の流れと経済モデルの設定
5.3 女性のオタクにおけるさまざまな消費行動の経済学的意義
5.4 無限回収と独占欲の心理
5.5 同担拒否の心理的メカニズム
5.6 過度な消費の心理と向き合うことの意義
6章 ホスピタリティの経済学的基礎
――共感の経済学――
6.1 ホスピタリティとは何か
6.2 ホスピタリティと共感のメカニズム
6.3 アダム・スミスの同感原理とホスピタリティとの相違
6.4 サービス経済の限界とホスピタリティの関係
6.5 ホスピタリティと経済学との共存
6.6 サブカルチャーやオタク文化におけるホスピタリティ
6.7 サブカルチャーとサービスとの異なる性格
6.8 小さな物語とホスピタリティ,サービスと大きな物語
7章 ホスピタリティと主体的行動の意義
7.1 コンテンツツーリズムと他者の価値観の許容
――社会的文脈を創り,文脈を読む関係性――
7.2 意味を紡ぐコンテンツ消費
――妄想と物語の創造――
7.3 タスクデザインと分析方法
7.3.1 被験者と実験にあたっての注意事項
7.3.2 タスクデザイン
7.3.3 データの採取および分析方法とその意図
7.4 分析結果と解釈
7.4.1 分析の結果
7.4.2 分析結果の解釈
7.4.3 実験結果における追加的検討
7.5 文脈を創り,読み解く心
8章 コンテンツ消費と記憶
8.1 忘却と想起が連続するコンテンツと記憶の経済学
8.2 記憶と限定合理性
8.3 これまで実施してきた脳科学的実験への批判的検討
8.4 データの再検討および分析結果
8.5 分析結果の解釈とその含意についての検討
8.6 幅広く展開されるコンテンツ研究と経済学との融合への期待
おわりに
初出一覧
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