序論
第1章 障害の社会モデルをめぐる言説
1. オリバーの障害の個人モデル批判
2. オリバーの「社会モデル」の内実
3. 社会モデルのアンチテーゼ:個人主義イデオロギーと医療化イデオロギー
4. ディスアビリティ化されたインペアメント
第2章 服従する主体と自律的主体――フーコーの主体論
1. 告白という服従
2. 服従から自己への配慮へ
3. 「真なることを語ること」そして「別の生」
第3章 「感動ポルノ」と服従する主体としての障害者
1. 「感動ポルノ」――ヤングの功績、グルーの修正
2. 「障害者は障害者」――「感動ポルノ」と『24時間テレビ』の罪
3. 「感動」に隠蔽される服従化
第4章 服従化と自己主体化の両立――「青い芝の会」の戦略的なアイデンティティ・ポリティクス
1. 「青い芝の会」と障害児殺害減刑嘆願運動
2. 「いなかったことにする暴力」に対する抵抗としての「障害者」の引き受けとアイデンティティ・ポリティクス
3. 「行動綱領」に見る「あってはならない存在」としての自己への配慮
4. 「行動綱領」と「青い芝の会」流の「別の生」
第5章 差異の可視化――障害者レスラーの生
1. 障害(者)と見世物
2. 「見られる」と「見せる」の両立への転換――「ドッグレッグス」
3. ヒーローへの自己変容における自己への配慮と北島のパレーシア
4. 障害者レスラーの「真なることを語る」生
第6章 パラリンピック選手の抵抗の可能性と「別の生」
1. パラリンピックの起源をめぐる言説――ルートヴィヒ・グットマンの功罪
2. 「客観的な」クラス分けがはらむ恣意性と人間の分断
3. 「パラリンピック選手」としての主体化――告白・診断、そして(規律)訓練
4. パラリンピックにおける障害者の抵抗に見る別の生の可能性――バルセロナおよびアトランタ大会
5. ピアーズの別の生
終章 障害者の真理
あとがき
参考文献リスト
欧文文献
邦文文献
参考URL