境界の政治地理学

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境界の政治地理学
  • 発売日:2022/03/03
  • 出版社:古今書院
  • ISBN:9784772231985

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境界の政治地理学

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商品説明
『地名の政治地理学』(2020年、古今書院)で安易な地名改変に警鐘を鳴らした著者が、もう一つライフワークとしているのが《境界》問題。国内のさまざまな境界争論について意見を述べてきた経験をもとに「境界概念」を整理しその基本原理を明らかにするとともに、2019年に東京地裁が判決を下した東京湾埋立地をめぐる境界争論について、裁判の過程で著者が提出した学術的意見の内容を資料を交えて明示し、その評価を行う。日本学術振興会出版助成図書。
目次
[第1 部 境界線の原理]
第1 章 境界の概念と分類
 第1 節 境界の概念
 第2 節 自然(的)境界と人為(的)境界 12
 第3 節 境界の歴史的分類
第2 章 境界線の誕生と進化
 第1 節 前近代の境界
 第2 節 古典的境界紛争
 第3 節 近代的境界の成立(藩政村から明治行政村へ)
第3 章 近代日本における境界の誕生
 第1 節 境界線誕生の事例
 第2 節 境界の誕生地(旧栃木県塩谷郡熟田村の場合)
 第3 節 藩政時代の村々
 第4 節 藩政村から明治行政村へ
 第5 節 旧藩政村段階の考察(旧箱森新田の事例)
 第6 節 先行境界の誕生と政治地理学
第4 章 近代化過程における行政境界
 第1 節 市町村の構成員
 第2 節 機能別組織の発達
 第3 節 現代おける境界問題
 第4 節 3 類型の検討-まとめとして
第5 章 日本における水上・埋立地の境界
 第1 節 水上・埋立地境界の第一原則-堺市と高石市との境界争論から
 第2 節 基線(原初海岸線)の原則-宮津市と旧岩滝町との境界問題から
第6 章 現代的境界概念と境界争論-大牟田・荒尾市の事例
 第1 節 争論のはじまり
 第2 節 先行境界からの検討
 第3 節 追認境界からの検討
 第4 節 上置境界からの検討
 第5 節 3 つの境界類型から見た評価

[第2 部 等距離線と原初海岸線重視の原則-大田・江東区の境界争論]
第7 章 東京湾埋立地の境界争論の始まり
 第1 節 東京湾埋立て地の境界争論前史
 第2 節 13 号埋立地の政治地理学的境界線
 第3 節 中央防波堤埋立地における区の境界
第8 章 先行境界から評価する争論
 第1 節 国際社会における先行境界の優位性
 第2 節 日本における境界の特性
 第3 節 漁場と行政領域との関係
 第4 節 漁業権の最終段階
 第5 節 先行境界の視点からのまとめ
第9 章 追認境界から評価する争論
 第1 節 国際的観点からみた追認境界
 第2 節 追認境界と既設埋立地
 第3 節 埋め立てにおける行政行為の実態
 第4 節 その他の実効支配として考慮すべき点
 第5 節 追認境界の視点からのまとめ
第10 章 上置境界から評価する争論
 第1 節 国際的に検討されている基本的考え方
 第2 節 大田区と江東区との間の海水面に適用されるべき原則
 第3 節 等距離線を求める基線
 第4 節 上置境界としての等距離線の作図
 第5 節 上置境界の視点からのまとめ
第11 章 判決と境界線の原則-境界線は動くのか
 第1 節 調停から裁判に
 第2 節 判決の評価
 第3 節 政治と政治地理学
 第4 節 残された問題-境界線を動かす判決
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