包摂と正義の地球環境学(シリーズ未来社会をデザインするⅠ)

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包摂と正義の地球環境学(シリーズ未来社会をデザインするⅠ)
  • 発売日:2025/04/15
  • 出版社:古今書院
  • ISBN:9784772281287

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包摂と正義の地球環境学(シリーズ未来社会をデザインするⅠ)

包摂と正義の地球環境学(シリーズ未来社会をデザインするⅠ)

通常価格 3,520 円(税込)
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  • 発売日:2025/04/15
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商品説明

気候変動や水環境の悪化,生態系の危機など,現代の地球環境問題は単一の学問領域では捉えられない複合的な課題である。今日は,単に危機が提唱されるだけでなく,さまざまな分野の定量的な分析をもとに「地球の限界/プラネタリー・バウンダリー」の問題が部門別に定量的に示され,国際社会でも達成年次を設定して,早急の解決が求められている。
しかしながら,各学問分野は細分化・深化して相互の連携が充分ではない。また人間社会においてもさまざまな分断が生じて,地球環境問題の解決を困難にしている。
そこで本シリーズでは第I巻で課題群を「包摂」する考えを示し,第II巻でそれらを「つなぐ」ことで行動をおこし,最後の第III巻で全体を「システム」としてとらえることで課題解決をめざす。
第?巻のもう一つのテーマは「人の生き方を問う」,すなわち「正義」をとらえなおすこと。植民地支配による資源収奪,先住民社会をおびやかす気候変動,脆弱な熱帯林の開発や農業をめぐる問題など,人類が行ってきた問題ある行為は,当事者への不当なダメージはもちろんのこと,深刻な地球環境問題をもひきおこしてきた。これらを「社会不正義」としてとらえ直すことで,課題解決のための新たなモノの見方・捉え方を提言する。


[第I巻で扱う主なキーワード]
ブラネタリー・バウンダリー(地球の限界),ネイチャー・ポジティブ,カーボン・ニュートラル,サーキュラー・エコノミー,ELSI(倫理的・法的・社会的課題),RRI(責任ある研究・イノベーション),被害の不可視化,社会正義,環境正義

目次
シリーズ未来社会をデザインする 刊行にむけて
まえがき

第1章 人の生き方を問う地球環境学
【地球環境学×持続可能性】 (谷口真人)

1.1 地球環境問題は,なぜ,人の生き方の問題なのか
1.2 社会変容と地球環境変化
1.3 包摂と正義
1.4 人・社会・地球をつなぐ人の生き方
1.5 まとめ

第2章 環境正義の修復的アプローチとはいかなるものか
【地球環境学×植民地学】 福永真弓
2.1 脆弱なるものたちとは誰か
2.2 なぜ環境正義は修復的アプローチを必要とするのか
2.3 責任の担い手になること
2.4 おわりに

第3章 先住民地における地球環境問題と社会正義
【地球環境学×先住民学】(加藤博文)
3.1 北極圏の文化遺産が直面する危機
3.2 気候変動の先住民族社会への影響
3.3 環境正義・気候正義・先住民族
3.4 先住民族の方法論と先住知
3.5 研究への先住民族の参画
3.6 先住地における社会正義の実現

第4章 環境・人権ガバナンスの逆機能としての「被害の不可視化」 ―オルタナティブとしての生産・消費をめぐる社会関係のローカル化
【地球環境学×環境社会学】 (笹岡正俊)
4.1 なぜ被害の不可視化を問題にするのか
4.2 自主規制型の環境・人権ガバナンスの制度化・主流化
4.3 紙をめぐる自主規制ガバナンスの形成
4.4 土地紛争と植林事業がもたらす被害
4.5 被害の不可視化のメカニズム
4.6 オルタナティブとしての生産・消費をめぐる社会関係のローカル化

第5章 緑の革命と社会正義・
【地球環境学×国際開発学】 (飯山みゆき)
5.1 イントロダクション
5.2 環境条件・農業技術・経済発展
5.3 緑の革命と多投入・高収量生産システムの確立
5.4 緑の革命の不均一な展開
5.5 地球沸騰化時代の社会正義と食料イノベーションの使命

第6章 気象・気候への人為的介入とELSI
【地球環境学×倫理学】 (笹岡愛美・阿部未来・橋田俊彦・山本展彰・米村幸太郎・小林知恵)
6.1 気象・気候と社会
6.2 気象・気候への人為的介入
6.3 介入にかかわるガバナンスの状況
6.4 介入をめぐる倫理的な課題
6.5 おわりに

第7章 アマゾン熱帯林の保護とグローバルサウスの人々
【地球環境学×民族学】 (池谷和信)
7.1 地球環境と社会不正義
7.2 アマゾンと熱帯林保護:国のスケール
7.3 地域住民のまなざし:村のスケール
7.4 グローバルサウスから社会正義を問う
   -炭素排出量の削減・生物多様性・先住民 

第8章 人類は都市の存在を地球システムに包摂できるのか―将来に不安を感じるわれわれの知恵と日常生活の実践
【地球環境学×都市農村学】 (大山修一)
8.1 不安を感じる時代
8.2 西アフリカ・サヘル地帯の“不安”
8.3 サヘルの砂漠化問題と地域住民の解決方法
8.4 砂漠化の原因と都市という存在
8.5 地球システムに都市を埋め込む
8.6 おわり:環境問題に取り組む3種の「正義」

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