スペイン内戦後のアナキストとアナキズムに新たに光を当てるます。
1939 年の内戦終結後、フランシスコ・フランコ体制下で、スペインのアナキズム運動は徹底的な弾圧を受けました。特に農村社会でアナキズムが深く根付いていたアンダルシア地方では、処刑・投獄・沈黙の強制によって、運動は「消滅したもの」と見なされてきました。
しかし実際には、特に農村部において地下活動、亡命ネットワーク、日常的抵抗、記憶の継承といった形で、アナキズムは戦後も持続していたのです。本書は、主として新たに「内戦後のアナキストとアナキズム」に光を当てます。
内戦後におけるスペインアナキズム・アナキストの躍動は、これまで十分に解明されているとはいえず、空白の歴史となっていました。特にアンダルシア農村部におけるアナキズム・アナキストの活動は、西洋現代史においてスペイン内戦とともに重要なファクターであることを明確にしています。
本書はその歴史の間隙を埋め、日本におけるスペインおよびヨーロッパ現代史に新たな視座を提示します。